カスタネットの正体

願いむなしく、今月のブレーメンでは洋梨まつりにはなりませんでした。なにゆえ奇数月は弱いんだろうねぇ?

そんななかいらしてくださった午後のSさん。

昨日、このブログへのコメントに「(教室へ)カスタネットを持っていく」という謎の言葉を残しておられましたので、てっきり今日は教室でお遊戯会かと、タンバリンのありかやトライアングルのありかの心配をしていたのですが・・・。

カスタネットの正体はこちらでした。

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お教室のドアにかける「キッチン山田のお印」のクリスマスバージョンです。カスタネット?ちゃんとすぐにマカロンだってわかりましたよ!

すごく素敵です。私が作るマカロンはこんなにゴージャスでないっていうところが申し訳ないくらいです。12月はこのお印が皆様をお待ちしております。

午後のSさん、本当にいつもありがとうございます。でも本当にシュトーレンではなくて「伊達巻」が習いたいんですか?

結局今月は洋梨祭りというより胡桃まつりになりました。午後のSさんが季節性インフルエンザ予防ワクチン接種後に作った胡桃のバタークリームのケーキです。午後の日が翳ったころの写真なのでボケてしまいました。でもお味はボケてはいないはず。

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どこまで許せるか

みたらし団子の続きです。

昨日、会社でその話をしました。そしたら出てくる、出てくる、車内居間化現象。

K君「小田急線で隣り合わせた女子高生が、サラダ食べてました。ちゃんとドレッシングもふりかけてました。」

I君「今朝、朝帰りのネーチャンたちがボクの向いの席でおでん食べてました。大根美味そうでした。」

YUKA姐さん「にぎり寿司食べてた。ちゃんとパックの隅に醤油を垂らして。」

飲食だけでなく、化粧もいまや日常的。

O氏「俺なんか目の前で男が眉毛、描いてた」

そういえば、うちの母も乗ったバスでスキンヘッドのお兄さんが、下地からフルメイクしていく姿を目撃したそうです。多分、店に着いたらかつらをかぶってお仕事なんでしょうね。

もうね、ここまでくると何でもアリなんでしょうけど。

ちなみにサラダを食べる女子高生と隣り合わせたK君は「車内でサラダを食べる女子高生は○だけれど、化粧をする女は×」なんだそうです。

その判断基準は女子高生には「そこまで腹を空かせているのか!」と同情できるから。(青春は腹が空くものである)

化粧は「なんでそんなもん、見せられなきゃいけねぇんだよ。オレが目の前で歯磨きしてるとこなんか見たくねぇだろう?」「なんなら、今、お前の目の前で歯磨きしてやろうか?!」と言いたくてたまらなくなるからだそうです。確かに・・・。ま、私、田園都市線のなかで電気かみそりで鬚を剃るサラリーマンと遭遇したことありますけどね。

近い将来、朝の通勤電車で化粧をしながらサラダ、おでん、みたらし団子を食べてお茶を飲み新聞を読んで、帰りの通勤電車ではビール片手ににぎり寿司を頬張り、携帯用クレンジングシートで化粧を落すOL、もしくはサラリーマンに遭遇する日も出てくるでしょう。

こうなったら鉄道各社も「ロッカーサービス」とかで新たに金儲けすればよいのにね。毎朝乗る電車に自分のロッカーがあって、そこにマグカップだの化粧道具だのが収納されてるの。乗り遅れたらスッピンで出社というのがスリリングだ♪

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醤油ダレはやめておけ

私が通勤時に乗る電車は、途中から混み始めるけれどギュ~ギュ~満員っていうわけじゃない。

私だってたまに朝ごはんが足りなくて、チョコとか買って食べちゃうことはある。

それに夏はホームで水を買って車内で立ちながらちびちび飲むこともある。

だからあまり人のことは言えないんだけどさぁ~。

昨日、車内で隣り合わせに立ったお嬢さん(20代後半~30代前半のOLさん)、最初はチョコレートのコーティングされたドーナッツを食べてたよね?そこまではわかる、というか我慢しよう。

でもそのあとに、パカっとパックをあけてみたらし団子を取り出したときには本当に目を疑いましたよ。混み合う車内で、醤油ダレのみたらし団子を食べたあとに、大きなカバンからウェットティッシュ(筒状のヤツ)を取り出して、丁寧に手を拭ったあと、今度はマイカップで美味しそうにお茶も飲んでましたよね?手には日経新聞・・・・・。

今度お会いしたら、写真撮らせてもらって良いですか?

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MARIKAちゃんのママのバースデーケーキ

ブレーメンでの親子レッスンASU&MARIコンビのうちの、MARIKAちゃんのママが先日お誕生日を迎えられました。

ご注文の際、センセイは焼き菓子倶楽部真っ最中だけど・・・と逡巡するママにむかって「焼き菓子倶楽部お届け日の翌日なら大丈夫なはずだ」と冷静かつ冷徹なことを言い放ったのはMARIKAちゃんだ!

ええ、ええ、センセイは体に鞭打ってがんばって作りましたよぉ。MARIKAちゃんのママがご注文なさったのは「バラとライチのムース」

「すいません、これバラのリキュールを使うので、MARIKAちゃんにはちょっとお酒が強いのではないでしょうか?」と一応お伝えしたんですけどね。MARIKAママは「う~ん、でも食べてみたいんですぅ。」と可愛らしく微笑むだけ。

仕方ない、MARIKAちゃんも食べられるように、白ワインは火にかけてアルコール分は飛ばし、いつもはバラのリキュールで一晩マリネするライチも、直前にリキュールを振りかけただけにしました。それでも、ケーキを覆うゼリーはマリエンホーフ社のローゼンリキュールをしっかり使いました。直前まで新型インフルに罹患していたMARIKAちゃん、大丈夫だった?

多分、撮影者はレッスンにもいらっしゃることの多い、MARIKAちゃんのパパだと思います。素敵な写真を送ってきてくださいました。細いロウソクを立てると、大人の雰囲気が増しますね。バラとライチのバースデーケーキです♪

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ますます、仲の良いご家族で、素敵な1年を過ごしてくださいね。

おめでとうございます。MARIKAちゃんのママ!

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まあサマご生誕記念

姉のところの一番下の「いちばん味にうるさい男」、まあサマの誕生日がやってきた。それに先立ち、姉から電話が入った。「今年のマサユキの誕生日ケーキは苺が良いんだって!」

え?苺?

「チミはいつからそんなつまらん男になったんだ?苺だとぉ~!!当たり前すぎるじゃんか」と品の良い叔母さまは思ったが、考えてみれば姉のところは初夏から晩秋にかけて誕生日が集中していて、そういえば苺の旬に誕生日を迎えるのはひとりもいない。本来、苺の旬は初夏だろうけれど、初夏の苺は実がやわらかくてあまりケーキには向かないのだ。実が固い冬のほうがケーキに飾るにはちょうど良い。値段がバカ高いだけだ・・・。(クリスマスや正月よりかは11月の苺のほうが安いけどね)

そして考えてみたら、姉のところの3兄妹の誕生日にもクリスマスにも一度たりとも苺のショートケーキを作ったことはないのだ。苺のショートケーキのバースデーケーキを食べたことが無い、というのはこの国ではきっとかなり珍しいことだと思う。

だから苺のショートケーキだけは作るまい。(記録更新させてあげよう!)そして、やはり一筋縄ではいかない「いちばん味にうるさい男」は「でね、やっぱりムースが良い」と言うではないか。

ここはやはり、ど~んと迫力があるやつを作りましょう。

ってことで今年のまあサマご生誕記念ケーキはこちらです。

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直径21㎝、上に飾った苺は2パック。パータデコールでピンクの水玉柄を配したアーモンドスポンジに囲まれた中は、チョコレートムースとラズベリーのムースの2層仕立てで、上の苺の下にはチョコレートガナッシュがソース代わりに流してあります。

切り分けるとこんな感じです。

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今回も姪っ子に綺麗な写真をとってもらったので、公式写真は姪っ子のを使ってHPに載せますね。

このケーキを囲んで例によって、うるさすぎるほどのおしゃべりが飛び交いました。萩尾望都の「みんなでお茶を」(っていうタイトルで良かったっけ?)というマンガをちょっと思い出しました。あんなおしゃれな感じではないけど、大騒ぎしながらみんなでお茶を飲むのはやはりとても楽しいものです。お誕生日っていってもこれだけなんだけどね。

日が暮れる前に、姉宅を辞した(逃げ帰った)私達をちゃんと玄関の先まで見送ってくれた、まあサマに羊が「今度はお正月だねぇ~!」と声を掛けておりました。

そう、彼の誕生日が終わると一気にうちは師走モードに突入です。えらいこっちゃ!

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綿のように疲れるって?

時々、古い日本の慣用句がわからないことがある。多分、その当時には誰もが実感できた経験だったり事柄だったりがベースになっているものなので、時代が移り変わってそのベースとなる経験が薄れると、「それはいったいどういうこっちゃ?」ということになるのだろう。

つまり、「綿のように疲れる」って、ものすご~く疲れている形容なわけだけど、「なぜ綿?」。綿は日々、そんなに疲れているんだろうか?いや、もちろん「綿のようにふわふわとして力が入らない様」と言われればそんなもんかいな、と思うのだけれど疲れているときに「ふわふわ」という形容はおかしいだろうよ、とドッテリと疲れ切った私はうすぼんやりと頭の片隅で考えておりました。

昔、昔、羽毛布団なんている軽くて温かいお布団が出回っていなかったころ、真綿のおふとんはとても温かくてよいけれど、とっても重かったように思います。(お日様に当たるとふんかふんかで快適だったけどね)

私にとって「綿のように疲れる」というイメージはあの真綿のお布団が雨にあたってグッタリとしたものすご~い重さになった感じかな?

さて、そんなわけでクッタリ疲れ切った有様で、「真綿のように疲れるってさぁ」と羊に申しますと、羊曰く「綿はコットンだろう?だからさぁ、あまりに疲れているとコットンって眠りに落ちるからだよ。」だそうです。

50歳をとうに過ぎても、頭の中にこういうつまらんダジャレとかがいまだ棲みつづけているというのは、ある意味エライというか、とことんお気楽というか・・・。

ふわふわの綿のように、すっかり脱力して私、寝ちゃいましたけどね。

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やっと最終回だわサ

2月から始まった焼き菓子倶楽部もやっと10回の最終回を迎え、前半お渡し組の包装も進み随時出荷を始めたところです。今回は諸般の事情でほとんどの方を前半組にさせていただいたので、連日作業が続き、久々に地獄を見ました。

パイ生地をのす作業って、連続すると背筋が鍛えられるのよ~。(←体育会系)

さて、約1年、月末の2週の週末にお届けすべく作業をこなしてきたわけですが、当初の「焼き菓子だから空いた時間に焼くから大丈夫!」という自分の楽観論がいかに甘かったか思い知らされることになりました。作ることの苦労は実はあまりなかったのですが、意外なところに落とし穴があったのですよ。

それは「配送作業」。

朝のコンビニで、出勤前の急いでいる他のお客さんが列をなしているところで「ゆうパックをお願いします」と箱を5個も6個も差し出す勇気、みなさんにはあります?私には無理です。「あ、私急いでないんで先にやってあげてください」といい続けているうちに、ずうっとそのまま待ち続けたり、後ろにずらっと並ばれて冷や汗をかいたりの連続でした。

じゃぁ、それが専門の郵便局ならOKなのか?というと本局まで行けばさすがに手馴れた局員さんなので大丈夫なのですが、いかんんせんうちから遠いし、駅前の郵便局は午前中はお年寄りで混んでいて、おまけに処理能力&スピードは、コンビニのお姉さんたちに遠く及ばない、という事実を目の当たりにして、諦めました。

で、結局私はこの店のこの時間帯の混み様とパートさんの処理能力は3個、とか見極めてコンビニのハシゴをしたわけです。早朝、近くの(でも私の通勤ルートからははずれる)コンビニから3個出し、通勤時に駅前のコンビニから2個出し、代官山のコンビニから2個出すというようなことをやっておりました。

その中で一番お世話になったのが、ローソン東市ヶ尾店の佐藤さんかな。朝6時台のパートさんで、綺麗で優しそうな女性です。この時間帯は、現場に向かう工事関係労働者諸君が車でやってきて集団で朝ごはんを買いあさる、というコンビニラッシュ時でもあるのでその合間を縫って処理してもらっていました。本当は駅前のコンビニが一番便利なんだけど、そこはオーナーがとんちんかんなオジサンで嫌な思いしかしていないので、朝のこの佐藤さんとのひとときが「いつもご迷惑をおかけして・・・」と言いつつ、なんだか心和むひとときでありました。

お手元に届いたゆうパックの伝票、担当者が佐藤さんになっていたら、「ああ、あの佐藤さんね♪」って思っていただけると嬉しいです。

そんなわけで食玩小説(いちおう)最終回とともに、ご注文していただいたお宅にこんなんが随時届きます。

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試作で作ったパイは、ちょうどその頃新型インフルに罹患していた、姉のところのまあサマのお見舞いとして送りました。だからこの画像は姪っ子のkanakoさんの良い腕と良いカメラで撮ってもらったものです。(私が撮るより彼女に撮って貰うほうが数倍良い出来ですわ)

そうそう、今回初めてのご注文だったり、間があいてのご注文だった方には、食玩小説はつけていません。さすがに私もいきなり小説の最終回を送りつけるほど無粋ではありません。12月を無事に乗り越え、例年の母と姉達一家という全員O型集団に囲まれたアウェー戦の正月を乗り切った頃にHPにまとめて掲載しますので、そのときには最初から読んでやってください。(あ、興味があればだけど)

2月から焼き菓子倶楽部にお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました。そして、ローソン東市ヶ尾店の佐藤さん、ありがとうございました。(あ、明日もあさっても行きますからヨロシク♪)

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洋梨のタルト2種

さて、今月のブレーメンでのレッスンは洋梨まつり。しかし例年のごとくリンゴ祭りに比べると盛り上がりに欠ける。洋梨君、がんばれ。

さて、そんな中、ブレーメンでのレッスンに初参戦ののりたまさんが作ってくれたのがこちらのタイプの洋梨のタルト(ちなみにレッスン時の画像はナシ。私のカメラでは夜間の室内で上手に撮れたためしがないので、ハナから諦めてしまってます。ごめんね。)

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こちらは以前のレッスンで現在産休中のSさん(午後のSさんとは別人)が焼いたものです。と、思っていたのだけれど、画像の日付からこちらは午後のSさん作であることが判明。おふたりとも失礼いたしました。(11/14記ビスケット生地のタルト皮にアーモンドクリームとケーキクラム(パン粉のケーキ版と考えてくだされば割と近い)を混ぜたフィリングを詰めて、洋梨のシロップ煮をのせて焼きあげます。

ケーキクラムはスポンジを乾燥させてから作るので、これは私が作ったものを持ち込みました。ただ、それだとのりたまさんがご自宅に帰られてから再現できないので、レッスン時に練習も兼ねてスポンジを焼いてもらい、それを日干しにする方法を伝授(まずはダンナサマに食べられないことが大事なんだが)してお持ち帰りいただきました。

さて、のりたまさんが作った洋梨のタルトが、従来のレッスン用レシピ。そしてこちらが、ちがうバージョンの洋梨のタルト。

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良い写真でしょ~?(ちーさんが撮ってくれたからね♪)先日、ちーさん、さばさんがいらしたときに私が焼いたものです。

なにがどうちがうかというと、こちらもビスケット種のタルト皮なのですが、中に詰めるフィリングが、アーモンドクリームにカスタードを混ぜたものである、という違いなのです。アーモンドクリーム+ケーキクラムよりも、ソフトな食感。ただし、ケーキクラムという水分の調節弁が無い為、あまり洋梨をガバガバとはのせられないので、洋梨は綺麗に広げて焼きあげます。

手順的に、カスタードクリームを煮るという作業が加わるので、従来型より手数が増えますが、まぁさほど手間がかかるものではないです。

洋梨の季節が来たら、気楽に自宅で作れるお菓子として覚えておくと11月が待ち遠しくなります。

だから、だれかレッスンに来ないかなぁ~(魂の叫び)

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丸葉留紅草と屁糞蔓の教訓

先日、ちーさんとさばさんと楽しく過ごした日のこと、川べりを散歩していた時にちーさんが小さな蔓状の赤い花に目を留めた。「あっ、めずらしい!」と言ってカメラをむけるちーさん。

たしかに今の時期まで咲き残っているのは珍しいのだけど、「コレって、ちーさん、可愛い花だけど屁糞蔓だよ~」って私が口にしたとたん、ちーさん、さばさんから猛抗議を喰らった。

「なにを言ってるんですか~!コレは屁糞蔓ではないです!!ルコウソウというお花です!」「屁糞蔓はもっとぶちぶちとした紫の斑点がある花ですよぉ。うちに咲いてるもん。」とさばさんにも指摘される。

「え?えええ?屁糞蔓じゃないの?」

実はこの川沿いにはいろいろな植物が自生しているのだけれど、時々親切な人がその植物の名前を短冊に書いて結びつけておいてくれたりするのだ。とても親切なんだけど、時としてこういう間違いが生じる。もしかしたら短冊をつけた頃にそのあたりには本当の屁糞蔓がはびこっていたのかもしれない。で、普段花の名前なんかに疎い私でも、そのネーミングのすごさにすっかり洗脳されて、たまたまその近くで咲いていた可愛い赤い花が屁糞蔓だと思い込んでしまったのである。

この赤い可愛い花の本当のお名前は「丸葉留紅草(マルハルコウソウ)」というものでした。遠いアフリカからやってきて、けなげに辺鄙な川辺で花を咲かしているというのに、とんでもない、よりによって「屁糞蔓」などという名前で認識されていたなんて、なんと不憫な話なんだろう。深くルコウソウには同情するけれど・・・しかし、一度頭にこびりついたレッテルというものは早々はがれるはずも無く、私の頭の中ではこの赤い可憐な花は「屁糞蔓ではなかった花」として再認識されるだけで、ちっとも「ルコウソウ」という名前とは結びつかないのである。

さて、この丸葉留紅草と屁糞蔓の一件からも、「最初に貼られたラベル(レッテル)というものにいかに人が印象を左右されるか」についての深い考察と教訓が得られるわけで、さっそくその教訓を活かす場に私は恵まれた。

昨日はお料理レシピブロガーののりたまさんが遠路はるばる、ブレーメンにレッスンを受けにいらしていただいて、(その話はまた別の機会に・・)楽しく過ごしたのであるけれど、「さて、次回のレッスンは12月ね?」という話になったときに、そうか次回はシュール・りーさんと一緒のレッスンだっていうことに気付いた。

で、ふと可憐なルコウソウの姿が目に浮かんだんである。「最初に貼られるラベルがいかに大事であるか」そのルコウソウが涙目で私に訴えかけてくる。そうそう、人様のことを紹介するときには細心の注意を払わなければなるまい。

そんなわけでのりたまさんに「シュール・りーさんはとても綺麗な方よ~。」と言っておきました。エライ?

で、図鑑なんかでは名前のほかにいろいろ説明書がついているのでそれを見習って、「とても綺麗・・・ただし、口を開かなければ」と補足説明もつけておきました。

ルコウソウも満足していることと思います。お二人とも12月をお楽しみに。

で、さんぱちさん、「ふたりの、出囃子がモーツアルト」ってことでひとつよろしく!

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民謡の効用

日曜日、久しぶりに登戸の教室にかすてらを焼きに行った。かすてらを焼きに行くときは、かなり早めに教室に着くようにしている。なぜなら、かすてらは長時間ひとりでオーブンを独占してしまう為、なるべく他の生徒さんとかぶらないよう、邪魔にならないよう私なりに気を使うからだ。

登戸の教室は有線放送が入っていて、生徒さん達がそろうとチャンネルは、邪魔にならず、ケーキのレッスンの雰囲気を壊さないクラッシック音楽が優雅に流れるよう合わせられるのだけれど、実は先生一人の時間帯は「民謡」専門チャンネルがかかっている。だから、私が早めに教室に着くと、先生の民謡タイムと重なる。

登戸の教室に通って、ケーキの勉強もしたけれど、実は日本酒の飲み比べと民謡の聞き比べのほうが身についたかもしれない。

民謡を聞いていると、そもそもが集団での労働歌でだったんだなぁということが実感される。「だから海(漁師さん)と山(きこり)の歌が多いんだよ」とか「男歌と女歌に分かれるんだよ」とか先生の解説が聞ける。労働歌としての民謡と、その逆に遊興としての宴の時の民謡が生まれた背景について先生としばし早朝の会話を楽しむ。

民謡をバックに「かすてら」を焼く準備を進める。

・・・で、民謡を聴きながらのかすてら修行が結構しっくりくるんです。

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すいません。かすてら本体は既にとあるお客様のところへ行ってしまいました。我が家に残っているのは端切れだけです。

端切れだけしかありませんが、近年ではまれな焼き上がり。ようやく自分で納得のいく生地が作れました。焼きの作業もうまく調整が出来、先生に「見切ったな」と言っていただけた「かすてら」でした。

きっとこの先もまだまだ迷い続けると思うのだけれど、少し薄日が差してきた!と思えた出来栄えでした。

民謡が良かったのかも・・・・ね。

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