歳をとっても
またまた、かすてらの話で恐縮です。ここのところ毎日曜日、登戸の先生のところで「かすてら」の寒稽古中。2枚を連続して焼くのだけれど、焼き方をいろいろ変えて(と言っても1分2分の差だったり、敷く新聞紙を新しいものにするか、焼きこんだものにするか・・という選択)、どの焼き方が自分の種に一番あっているか、模索中です。
先週1枚目に焼いたかすてらは充分満足いく出来上がりで、これがコンスタントに焼ければ、多分それが私のかすてらの完成形になるな、と思える出来でした。
ただし、品評会で勝てる「かすてら」ではない。いや、別に勝たなくっていいんですけどね。そういう意味ではなく、ぽーんと頭ひとつ出た、出色の出来というヤツでは無い。
たまーに、そういうのが焼ける時があるのですよ。自分の実力以上のぽーんと、もしくはすっか~んと図抜けた良いかすてらが。
いままで、それは神のみぞ知る、という感じで時々、たまたま出現するだけのかすてらだったのだけれど、それを自分のコントロールできる範囲でせめてそれに近い感じにまで仕上げたい!というのが今回の寒稽古の大きな目標でした。種と火の按配・・・これに尽きるのかな、というのが実感でした。いままでその図抜けたかすてらが焼けたときの条件をいろいろ考えてみると、そこにヒントがあると思っているわけです。
だから焼き方をいろいろ変えてみてました。単に変えるだけでなく、焼いていない残りの平日6日間、次はどうしようかと考えてました。(仕事してるときもね♪)
で、昨日、ほぼ理想どおりのかすてらが焼けました。2回目の泡きり(という作業があるのよ)と温度と時間、自分の推測どおりに仕上がりました。まだ、まだ、偶然の入り込む余地が多いので、2月に入ったら2枚を同じ焼き方で焼いていって、この焼き方を形にまとめていこう!という話を先生としました。
うーん、こういうのを人に説明するのって難しいのだけれど、私は昨日のかすてらを焼いたことで、この先、もっともっと良いかすてらが焼けるのなら、歳をとるのも悪くないや、と心底思えたのです。何年か前、初めてすごいかすてらが焼けておまけに名人戦のタイトルを取ったときはただただ、嬉しかっただけだけど、こんどはもっとしみじみと・・・う~ん、なんか目の前が開けたような嬉しさでした。
で、どんだけすごい「かすてら」かっていうと、もうそのかすてらは遠い沖縄、および近場の世田谷のお客様のもとに旅立ってしまったので端しかないんです。
ああ、なんてまぁ、美しい端切れなんだ。
おまけに夕飯にロールキャベツを作ろうとして、パン粉が無いことに気付いて仕方なくこのかすてらの端を(一部だけだけどね)パン粉代わりに使ってしまった。
ロールキャベツ、美味しく出来て羊さん大喜び。「お店のだってこんなにおいしくないよねぇ♪」
当たり前だ。お店のロールキャベツにかすてらの端は使っていないもの。それも最上級Aクラスのかすてらの端だぞぉ。
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