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絵のハナシ

私が毎朝ウォーキングにでかける道筋は、鶴見川の上流、ここらでは谷本川と呼ばれる川沿いです。

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で、ここを描いたのがいまのところ私の最後の油絵になりました。

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父が闘病中で感染防止の為に家から一切出られなくなった頃で、外に出られない父のかわりに絵の中で父を散歩に連れ出しました。

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ついでに羊さんと小猿君も姿をかえて描き足して・・・。

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ちなみに釣りをするのが羊さんで、傍らにいる子犬が小猿君です。この絵は今は実家の父の仏壇がある部屋に置きっぱなし。

一番上の甥っ子や姪っ子に「アタシはどこに描いてあるんだ」と責められたけれど、絵を描くというのはこういう楽しみもあるんだな、と実感した一枚です。どうせ素人なんだし、いろいろ好きに遊べばよかったんだな、と最後の一枚にして思ったわけ。

羊さんとも職人の山さんとも出会うずっと前、与之吉さんの奥方様やさばさん、ペルシャ猫の閣下なんかと絵を描いていたころの私はもっとなんか身構えていた気がします。その頃の絵で一枚だけ残っているのがこれ。

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ひとりよがりの絵だけれど、でもこの年齢でしか描けなかった絵なので、今でもこれだけは残しています。だんだん年齢を重ね、性格もかなり丸く、いいかげんになって、描く絵も変わってきました。羊さんと暮らすようになってその傾向はさらに強まり題材も人物から風景へ。

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これは横浜線の菊名駅のホームから見える風景なんだけど、展覧会に出したときも「ヨーロッパですか?」と聞かれた。「いや、菊名なんです」と答えるのも憚られるほど、現実の風景とは乖離した絵。中学生の頃から教会を描けば「賛美歌ではなくシャンソンが聞こえそう」と言われ、デッサンもヘタくそで、そういうことにちょっとコンプレックスがあったので、いいかげん歳をとって、開き直って好きに描けるようになったことは素直に嬉しい。

それと同時に、もう絵を描かなくてもやっていけそうな自分になっていて自然と絵からは離れてしまった。絵を描くことが随分長いこと私の支えだったんだなぁ・・・とちょっとしんみり思うこのごろ。

ま、今はこういうことに充分役立っていますけど。

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コメント

何を隠そう、私も中学校時代は美術部でした。
油彩と格闘の日々。でも、デッサン力が驚くほどなくてすっかり挫折。エゴコロを残すのみの今です。でも今でも観るのは大好きですし、ホルベインと聞くとなんとはなしにわくわくします。
私も、この菊名の風景好きだなー。フルーツをゼリーで寄せたムースケーキを連想しました。

>リー夫人

おおご同輩でしたか。では是非こんどご一緒に植物園に線描き用の写生をしに行きましょう・・・ってほとんど道連れ状態ですね。

この菊名駅ホームからの絵のタイトルは「ただいま」ってつけたと思った。道のはずれにいる犬が迎えにきてくれているんだね、という趣旨なんだけど建物のサイズから換算するに、この犬、かなり巨大だ。ヘタすると路地に連れ込まれて喰われそうです。

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