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日々雑感

この週末もケーキ製作とレッスンとでアタフタとした日々でした。ケーキの製作は自宅でやるので、家事との両立は可能なのだけれど、いかんせん、一人暮らしを続ける母に会いにいくことはちょっと難しくなります。母は姉一家の近所に住んでいるのですが、でもお隣さんというほどの近さではないし、姉はそれなりに忙しい日々を送っているので、母も一人暮らしの退屈さや寂しさをきちんと自分で消化しなくてはなりません。もっと近所に住んでいれば良いのになぁ、とこういう時は思います。で、今月はどう考えてもスケジュール的に母に会いに実家へ行くことができそうになかったので、母に来てもらうことにしました。おかげ様で母は元気なので電車やバスを乗り継いで寒い日にも関わらず、温かそうなコートを身にまとって待ち合わせの駅まで来てくれました。

お肉などの昼食の材料をお店で買ったあと、地域自慢の徳江農園へ案内してきのこ、丸大根、赤蕪、京にんじん、トマト、エンダイブ、苺などを購入して帰り、野菜でお料理をして肉を焼き、簡単な昼食の準備をしました。やはり、とれたての野菜は何にもまさるおもてなし。スープ煮ひとつとっても野菜の甘みがちがいます。母にとても喜んでもらえて良かったです。

ご注文のケーキを作る私を見ながら「よ~くそんなメンドクサイこと出来るわよねぇ。好きじゃないとやれないわよねぇ」と口をはさむ母。「だからさぁ、好きでやってんだってばぁ。」と反論する娘。こういう会話は親子ならではですね。私も心和む一日でした。

私の代官山での仕事はどちらかといえば一人で黙々とこなす仕事で、ケーキを作る仕事も一人で籠もってやる仕事です。以前、百貨店の現場で仕事をしていた時は接客が主で、且つチームプレイが求められたので職場に出る日は一日しゃべり通しでした。気持ちが常に外に向かっている日が週4日はあったわけです。それが今はほとんどの時間を気持ちを内に向ける仕事が大半を占めています。実はこれは私にとってはあまり良くない傾向なのです。楽だけれど決して良くない。

私のなかで「職人の山さん」はとても大事だけれど、それと同じくらい「山田営業本部長」の世慣れた性格も大事なわけです。

今、気持ちが外に向かう仕事、というのはブレーメンでのレッスンが唯一当てはまります。レッスンの時間が丸々接客時間なわけですから。で、これが自分にとってもじつに有意義で、精神衛生上すこぶる良いことである、と最近とみに思います。もちろんシュール・リーさんのような気心の知れた間柄のレッスンも楽しいですが、仕事を終えて夜のレッスンに駆け込んでくる若いOLさんのレッスンも、ご本人にとっても私にとってもものすごく充実した楽しい時間なのだと、最近すごく感じます。

効率は悪いし(ひとコマのレッスンに生徒さん二人というのはどう考えても効率は悪いっス。)材料費でもロスが多いのだけれど、人として一対一で向き合うというのは、お互いとても濃密で楽しく贅沢な時間だと思うのです。その2時間の時間、私はその人をそのまま受け止めて、時間を共有するようにしています。そんな贅沢なことをさせてくれる、ブレーメンという教室に、主宰するかおり先生に、私はとてもとても感謝しているのです。大きな教室では絶対不可能なことがここでは出来る、その奇跡みたいなことにすごく感謝しつつ、だからこそ今年は少しでも教室に恩返しできるようがんばりたいなぁと思っています。

今まであまり宣伝らしいことはしてこなかったけれど、ブレーメンでのレッスンはそんな感じです。興味のある方は是非おいで下さい。作る楽しさ、出来たときの楽しさは、多分想像以上のものがあると思うのです。私は出来立てのケーキを抱えて帰る嬉しそうな生徒さんの姿がものすごーく好きです。

土曜日も課題の「ベオグラーダマンデルトルテ」を作るリー夫人の横で私は3月のレッスン課題の写真撮り品を作っておりました。

シュール・リーさん作のベオグラーダマンデルトルテ

Belgrader

アーモンドの分量が小麦粉より多い贅沢で難しいスポンジを、うまく作ってくれました。クリームはカスタードとバター、イタリアンメレンゲを加えたものです。表面を焼いたスライスアーモンドで覆い仕上げました。これはやはりある程度課題をこなさないと、作れないお菓子です。リー夫人や午後のSさんなど基本的なレッスンをこなしていらした方には今年はステップアップを図っていただこうと思っています。でもね、最初はリー夫人も午後のSさんも卵の泡立てには苦労していたのですよ。私だって最初はそうでした。

さて、これはまた3月が近づいたらまたUPしますが3月のレッスン課題。ザンクトゴーアルトルテです。

Stgoar1

チーズの生地を2枚に切り分け、間に軽めのスポンジをサンドしています。生クリームにパイナップルを刻んだものを入れたフィリングをそれぞれの生地の間にはさみ、上からアプリコティしています。

Stgoar2 

重そうに見えてすごく軽い口解けで、チーズケーキが大好きなかおり先生はとても気に入ってくれました。

今はお金さえ払えばいろいろなものが手に入ります。でもそれだけではないものがある、と小声で(小声でしか訴えられないけど)ちょっと言ってみたくなる今日この頃であります。

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コメント

これも初めて目にするトルテです。

ザンクト・ゴアの地名を採ったんでしょうか。

私がたまプラーザまでケーキのお稽古に通っている というと
皆さんまずその距離に驚かれます。
さらに、ほぼマンツーマンでのレッスンを受けている と話すと
皆さんのけぞります。「先生が作って、それを見てメモするとかじゃないの!?」
そんなレッスンで、自分でケーキを作れるようになりますかねぇ。。。

卵の泡立てはまだまだ修行です。1~2コならまだしも、
全卵3個なんていわれたらやっぱり泣きたいです。
でも、でも、にっきせんせいも
最初はご苦労されたのですか?

なんだかその一言に
沢山の勇気を頂いた気がします。

私もかおりせんせい、大好きですよ。

>kanさん

すいません、正しくは「ザンクトゴアールトルテ」でした。「ク」を抜かして書いてた。そう、多分ザンクトゴアの地名から来ています。それともザンクトゴアさん(聖ゴアさん?)という聖人名からかしら・・・。

>シュール・リーさん

泡立て、私、泡立ての素振りをしておりましたのよ。おほほほほ・・・・(汗)。これこそスポ根。だから体育系と言われるのよねぇ。

せめてお菓子界のお蝶夫人と呼んで。

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