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ミュゲ

フランスに住んでいたころ、春の訪れを感じさせるものといえばすずらんの小さな花束だった。5月1日から始まるすずらん祭りでは街角にすずらんのミニブーケがあふれ、菓子屋の店頭にはすずらんをあしらったプティ・ガトーがお目見えしたものだった。

ああ、なつかしい、5月のパリ・・・

行った事ないけど。

ええ、そんなわけで新百合ヶ丘のリリエンベルグの店頭に、このミュゲを見つけたときは、「ありゃま本当にあるわ」とちょっと感動しました。ドイツではこのすずらんを「5月の鐘」なんていう呼び方をするそうです。つまり5月を象徴する花なんでしょうね。

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一番下にカリカリのプラリネの層があって、上のレモン風味の爽やかなバタークリームとシロップを打ったアーモンドスポンジともども口に含むと、渾然一体となった美味しさが口に広がります。ああ、口福。

昨日はブレーメンでのレッスンは午前中でオシマイだったので、昨日おいでになったしゅうるりーさんとご一緒に昼食をとった後、あざみ野までご一緒し、「ええ?っリリエンベルグにいかれるんですかぁ!!!」という恨めしげな声を振り切って、新百合行きのバスでえんやこらとお店まで行って参りました。

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こちらの落ち着いたたたずまいの建物がティールームになっています。で、このメルヘンチックな建物のほうでは販売をしています。

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ほとんどのお客様が車で買いにいらしているようで、駐車場は満杯状態。お天気のあまりよくない平日の午後だっていうのに、引きも切らないお客様達。これだけ売れていれば、常にケーキはフレッシュですよね。パン屋さんのように「こちらのケーキは○○時に出来上がります」っというショーカードがついています。デパートの店頭の乾燥しきったショーケースの中のケーキとはえらい違いだわよね。

私は乗ってきたバスが新百合ヶ丘で折り返してまた、「山口台中央」バス停までくる間の20分が勝負!だからお茶を飲んでるゆとりはないので売り場へ直行したわけです。あざみ野駅からバスで約20分強。それくらいかかるけれど、それだけの価値はあるお店です。

私としてはNO1のケーキ屋さん。

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オランジェリーというムース。レアチーズのムースの間に日向夏のゼリーが仕込んであってさわやかで軽い味です。

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「ナンシー」という名前のついた木苺のゼリーが挟まったケーキ。

これのほか、定番のザッハトルテも買いました。

全部羊とはんぶんこして試食。ここのケーキの素晴しいのは食べ終わった後、「この幸せは夢だったんじゃないか」と思えるほどのはかなく美しい余韻です。

ああ、幸せ。

そしてお店が、ケーキを芸術品やなにかと勘違いしている最近の店やデパ地下とはちがって、ちゃんとケーキらしいぬくもりを感じさせてくれる店でいてくれること。これってとっても大事なことだと思うのよね。

そんなわけで、リー夫人、今度はご一緒しましょうね。

ああ、美味しかった。

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コメント

あのメルヘンチックなたたずまいに一瞬引くんですけど、確かに美味しいですね!
皆さま、諭吉単位で大量にお求めになっていたりして、びっくりします。
焼き菓子を詰め合わせておつかい物にしたりします。

近所でありながら、まだ一度もお茶したことはないです。
前は、土日はカフェはお休みでしたが、今もそうでしょうか。

今度いらっしゃる折はぜひアテクシ(笑)にもお声かけてくださいまし☆

ケーキの箱を合計4個持って、さらに保険証+大豆診察券 などといういまいましい予防線(そしてそれは結果オーライだったわけですが。たとえその結果がインフルエンザだったとしても!)さえなければあの後嫌がるせんせいをものともせずくっついていきましたよー。いいなー。
どれもすばらしく美味しそうですね!「ナンシー」というケーキ、上のムースがギモーヴみたいできれいですぅ。オランジェリーも、上にわざわざ雫様のジュレが。こういうケーキってなぜか本牧には無いんです。とてもとても憧れます。

ところでアン・ルイス失礼じゃないですか?
そりゃ桑名正博はイイ男かも知らんが。
私は竹内まりやと山下達郎の結婚を知って
枕を涙で濡らしたクチなんですがっ。

>つむぎさん

ここはつむぎさんのシマでしたね。こんどはちゃんと仁義を切ってから・・・ってなんのハナシだ!
リリエンベルグが近くにあったら、もう他のケーキ屋さんなんか必要ないですよね。ああ、いいな。めったに来れない、と思うからみなさん諭吉単位でお求めになるのですよ。近所に住んで、「あ、このミュゲをひとつとシュークリームをひとつ。それで良いわ。」って言ってみたい~!!

>しゅうるりさん

昨日はレッスンお疲れ様でした。今回買ったケーキの中ではミュゲがとても美味しかったです。他のも全部美味しいのだけれど、複雑な組み合わせのケーキなのにひとつの味が突出しないで、全体としてのバランスが取れている、という洗練さにおいて筆舌に尽くしがたい!
ミュゲは多分5月の間で終わると思うので、なんでしたら次回のレッスン帰りにでもお寄り下さい。あ、ただしGW中営業するのでその後11日から1週間くらいお休みになるようですのでお気をつけください。

新百合ヶ丘に住む方のおうちで一度いただいたことがあります。確かにおいしかったけど、ずいぶん昔の話なので、忘却の彼方にいってしまいました。
ケーキ職人をしている同級生をして「あそこにはかないません」といわしめたリリエンベルグさん、ううう、私もいきたくなってきた!
この記事と写真は目の毒。拷問。夜中に見るもんじゃありません。

ところで、お店の近くに一軒家の美味しいおそば懐石のお店さんがあったのですが、ご存知?

実家のスズラン、芽が出てきたな~
と思ったら、もう咲いてました。

スノードロップはそろそろ終わりですね。

>さんぱちさん

売り出し中のケーキ屋は数多いけれど、尾山台のオーボンヴュータンとリリエンベルグは双璧だと思います。で、私はリリエンベルグのほうがより好みに近い・・・という点で1番の店なのです。東急バスの一日乗車券を買うといろいろなところに行けて、なんだか得をした気分になります。GW中にさんぱちさんもどうぞ、遠征してきてくださいな。

お蕎麦屋さんは通りに面している、敷居の高そうなステキな店構えのところなのかなぁ?

>kanさん

ご実家、すずらんが咲いているのですか?ステキだなあ。子供の頃、すずらんなんていう花は少女マンガか少女向けの小説に出てくる、可憐で病弱な女の子の家にしか咲いていないと思ってました。

母の趣味なので…
ステキと言うにはツッコミどころが多すぎなんですけどね。

スズランはキンモクセイの根元に群生してまして、
スズランの姿がない季節にはミョウガがその場所を占領してます。

ここんとこずっとヴィオラが元気に咲いてますが、
その向こうにはネギ。
さらにその向こうにジャーマンアイリス。

食べものと美しいものが交互に…
ガーデニングと呼ぶのはおこがましい節操のなさです。

そのそば懐石は、普通のお家の一階を改造してお店にしてたんですよ。ここもおいしかった記憶だけで、お店の名前も場所も忘れてしまいました~。 真剣に新百合遠征したくなってきてます。

>kanさん

病弱な美少女の庭・・・ではなく、とても健康的なお庭に咲いているのですね。すずらんにとってもそのほうが嬉しや楽しや♪で綺麗に咲いてくれそうです。
お庭の茗荷って便利ですよね。以前の実家にはやはり自生していて茗荷の季節には、お夕飯前に引っこ抜いてましたっけ。

>さんぱちさん

そのお店ってここ?

http://homepage3.nifty.com/sobaichi/index.html

なんだか良さそう。遠征しちゃおうかしら。

ああ、間違いないです。ここです。
地図で見ると、リリエンベルグからは離れてますね。
いい加減な情報からお店を探し当ててくれて
ありがとうございました。
なかなかよさそうな感じでしょ!!
おそばはつゆも含めて好みが人によって分かれますよね。
まずは実食!!

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