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ひといきついた

先週から行われていた、カタギの仕事のほうの外部の会計士の先生による会計監査、今日終了いたしました。

ノーミス。なんの訂正も入らず。セキセイインコのような髪型(今回は伸びて、くるくるの巻き毛状態でしたが)の会計士の先生は「今回はヤラレタ!って感じでしたヨ。」と悔しそうなセリフを残して退出。

ふふん、セキセイインコに勝ったゼ!(って、きちんと処理されていて当たり前なんだけどね)

まぁ、私の仕事は監査が入る前で概ね終了なので、実は秘かに打ち上げしてました。

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甘いケーキが無性に食べたかったので、江田のドイツ菓子屋ナッシュカッツェでエスターハーツィーと、シュークリーム(オーナーの修行先、八王子のア・ポアン直伝です)を購入。

何処かの甘沼の王子様のような胃袋を持たない私は、買ったその日はシュークリームを食べただけ。翌朝、羊さんとエスターハーツィーは半分こしました。シュークリームは甘すぎないカスタードクリームがみっしり詰まっていて美味い。疲れたなぁという、こういう気分の日にはぴったりですね。

そして追加でこれも買ってみました。来月の焼き菓子倶楽部で取り上げる「リンツァートルテ」

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以前は丸型(多分直径15cm)で焼いたものをカットして販売していたのが、小型になっていました。以前の形だと、「クラッシック」と区別がつきにくく、お客さんに「どうちがうの?」と説明するのが大変だったから・・・とオーナーは言っていたけれど、私は前のスタイルのほうがしっかり味わえたと思うのだけどなぁ。

ちなみにここのはラズベリージャムにプラスしてチョコレートが隠れています。ラズベリーの酸味とチョコレートの甘さ、スパイスの香り、バランスがとれていて美味しいです。でもなぁ、やっぱり前のホールをカットしたヤツのほうが、ボリュームがあって良かったのになぁ。(しつこい!)

お店には製造と販売、それぞれの求人の紙が貼ってありました。それが、まぁ、突っ込みどころ満載で!(ありきたりの求人広告なんだけどね)

わかってないよなぁ~と思いつつ、コレはそのうち焼き菓子倶楽部の食玩小説のネタにさせてもらおうと思っております。いろいろ大変そうだけれど、美味しいのでがんばってほしいお店です。

「適当に~」の正体

お菓子作りと日常の料理との間に、どんな差異があるかといえば、「きっちり計量」、これに尽きます。スポンジケーキを焼くのに、甘いのは苦手だから、といって勝手に配合を崩して砂糖を減らしたりするとその影響は味だけでなく、できばえにも思い切り影響してしまいます。

ケーキ作りは理科の実験みたいなものかもしれない。だから意外と男の人に向いていると思うわけです。

ただ、全てにおいて数値化しているのかというと、そんなわけでもなく、レッスンでも「そこは適当」「パパっと入れる」とか「タリラリラくらいたらす」とか意味不明の擬態語をまじえながら、マダムあたりに「ええ?センセイ、どれくらいなんですか?」と詰め寄られても、「だからさぁ、適当なんだってばぁ」と答えるのみの作業がわりとあります。

スポンジの種を作る時に、ミルクをそれこそ「タラリ~」といれるわけなのですが、それがその日によって「タリリ」だったり「タラリラリラリ」くらいの量だったりするのは、その日の湿度や使用した卵の大きさや粘度がいつも変化しているからです。だから出来上がっている生地の様子を見ながら加える水分の量を加減しなければなりません。で、こればかりは数値化できない。良い状態の生地を覚えておいて、それに近づけるために今日の生地にどれくらい水分を加えるか按配する、その繰り返しで身につけていくわけです。

そのほかにも「適当に」があります。スパイスを使うときなどは、その人の好みでいくらでも変えられるから、そこは「適当に」というより「お好みで」と言ったほうが良いかもしれません。

前置きが長くなりました。9月の焼き菓子倶楽部はそんな私の「適当に~」が詰まったケーキです。私が適当にバシバシ加えたスパイスがどう味に影響するか・・・・。

9月の焼き菓子倶楽部「リンツァートルテ」

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ドイツの銘菓です。実はレッスンでも取り上げているのですが、レッスン用のレシピとはちょっとちがいます。レッスンでは使わない「ザッハトルテのクラム」(ケーキの切れ端などをほぐしたものです)やナッツをちょっとくわえております。焼き菓子倶楽部はおかげ様で数がまとまるので、クラム用にザッハトルテの土台となるチョコレートケーキを焼いて、乾燥させるなんていう贅沢をしちゃうわけです。

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おまけに中にはラズベリージャムと一緒に、赤ワインで煮たドライフィグ(干しイチジク)を入れてしまいます。

私の「適当に~」が発揮されたスパイス類とナッツの風味に、すっぱいラズベリージャムとねっとりとしたイチジク が加わる、「官能的な味 」といいたいところだけど、脂の抜けきった山さん作のケーキだから、あんがいさっぱりした味わいのケーキになると思います。

お申込等に関しては昨日、必死で更新したHPのほうをご覧下さい。

 

果樹園から便りが届きました

毎年、美味しいりんごをお願いしている青森の木村農園から、お便りが届きました。今年はどこも長引く梅雨と日照不足で農作物の被害が報告されているので、10月のレッスンをリンゴだらけにしたものの、実はかなり心配していました。

きっと大変なご苦労があるかとは思うのですが、今年も木村農園のりんごはちゃんと生育して出荷できるというお手紙の内容で、心底ほっといたしました。

よく、アップルパイのリンゴはどこのを使っていますか?とか「中身のリンゴのフィリングだけ売ってください」というお問い合わせをいただきます。他にもいろいろ美味しい果樹園があるとは思うのですが、私は木村農園の木村のおっちゃんが作ったりんごがとても美味しいし、気持ちが詰まっているので、ずっとここの紅玉りんごで作り続けています。レッスンで使うのも同じりんごです。

リンゴの重量の40%の砂糖で、皮をむいてカットしたりんごを水を加えず鍋にかけ、煮過ぎないように気をつけて火を通したものをフィリングとして使っています。本当にそれだけ。美味しいリンゴがあってこその、りんごのお菓子です。

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レッスンでは今年はタルトタタンも取り上げる予定です。

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あと、親子レッスン用のプログラムに入れていますが、リンゴのタルトも簡単に出来て美味しいお菓子ですから、親子レッスン以外の一般の方も作れます。

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ま、なんであれこの先、台風とか必要以上の長雨とかがないことを祈るばかりです。

木村農園では、紅玉リンゴのほかにも生食用の美味しいりんごが、時期をかえて収穫されています。いちど是非お試し下さい。お値段も、もう少し上げても良いのに、とこちらが気を揉むほどお安いです。

こういう農家さんが元気でいてくれないと、困るのは都会に住む私達なんだよねぇ。農家さんと直接接点を持つとお天気とか、原油価格とか、いろいろときがかりが増えます。買う、そして買ってくれる人を増やすことでしか応援できないけれど、がんばってほしいなぁ、と心底思っております。

ぼちぼち予約が始まっているので、興味のある方は是非どうぞ。ちなみにHP上では収穫が近い品種のみの案内のようです。紅玉リンゴは10月5日~10日ころの発送で1段箱(5kg)で2100円、2段で3800円。送料は関東だったら650円です。ふつうのご家庭でしたら1段箱で充分だと思いますよ。

夏休みではありますが

お菓子仕事は夏休みではありますが、カタギの仕事は1年で一番忙しい。なにせ今日から会計士の先生による会計監査が始まります。

まぁ、監査が実際始まってしまえば、センセイがちゃんと無事でいるかどうか(先生のお父様は監査中に倒れたというハナシも聞いているので、まんざら変な話じゃない)、時々お茶を持っていくくらい。(セキセイインコの水替えですね)

とにかく監査スタートの午後まで、ギリギリ帳票類の見直しをしなくっちゃ。

さて、夏休み中でも受けていたお仕事がありました。こればかりは確かに余所では作ってくれないだろうから、喜んでお引き受けいたしました。

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ローファット仕様のラズベリーのムースです。上には旬の白桃をシロップ煮にしたものを飾りました。いつものパターンといえばいえる。

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側面はシャルロット生地にしてみました。

1歳になったお孫さんのお祝いに、というご依頼でした。人生初のケーキはちょっと酸っぱかったと思います。オメデトウゴザイマス。

新潟の居酒屋

Cimg3316 さて、旅行のお話の最後です。
今回の旅行の主要テーマに「日本酒ビギナーの羊がめぐる居酒屋の旅」というのがあったのですが、さすがに居酒屋のハシゴをしてまわるほど潤沢な資金があるわけでもなし、今回は「新潟の視察」だからね、と言い含めて1軒だけ行って来ました。

事前に日本酒の本で新潟の地酒情報を仕入れ、その酒が置いてある居酒屋はどこか、丹念にネットを駆使して、羊は熟慮に熟慮を重ね、店選びしてくれてました。私はただ、ついて行くだけさぁ。

初日はお盆の入りでみごとに振られたけれど、翌14日には営業してました。「ソウズ 本町店」です。ここは私達の泊まったホテルのすぐ裏にあたり、そういう意味でもベストなお店選びでございます。6時前に入ったのですが、すでに若い子の宴会グループ(久々の帰郷で集まったのかな)は盛り上がり、かなりお酒も進んでいるもよう。私達のような大人しげな夫婦連れはカウンターの一番はしっこに座りました。

日本酒は私が飲んでみたかった「鶴齢 純米吟醸」をはじめとして「麒麟山 伝辛」「萬寿鏡 吟醸生酒貯蔵原酒」、あとどうしても思い出せない銘柄1種(これが一番羊さん向きだったのに~)

食べたものは胎内産モッツァレラとトマトのカプレーゼ、黒崎茶豆、すずきの刺身2種盛り合わせ、新発田のアスパラガスの炭火焼、サザエのつぼ焼き、栃尾揚げ、タラコの炭火焼・・という渋いラインナップでありました。

鶴齢は単なる辛口ではなく個性的な味わいのお酒なので、野菜と合わせるとどうしてもお酒のほうが勝ってしまうようで、スズキのお刺身(1種類は昆布締めになっていて美味い)と一緒にいただくと初めてその美味さが際立ちます。茶豆は甘いし、栃尾揚げはお醤油ではなく生姜と甘味噌(これが美味しいのだけど正体がわからず)が添えられていて、美味しいし、太いアスパラガスは塩でもバジルソースでも味わえるようになっていて、素材を活かしつつ、それでいて酒飲みがニッコリしちゃうような工夫がしてあります。まだ若い人たちがやっているお店のようで、すっきりしたイケメン君たちがキビキビと、ちょっと愛想がないくらい真剣に料理に取り組んでいるさまは、良いなぁ~と、カウンター越しにみとれておりました。感心したのは厨房内のステンレスがどれもピカピカだったこと。毎日根性入れて磨いてるんだろうなぁ。こういう清潔感のある居酒屋さんっていうのも、良いなぁ、とすっかり気に入り、新潟へまた行ったらここが私達の定番居酒屋になりそうだなぁと思います。

帰る日には朝から「加島屋 本店」に出向きお土産代わりの進物を選び、ついでに自分達ようにも美味しそうな酒の肴をピックアップ。大満足でありました。

さて、こうして楽しくて美味しい新潟旅行が終わって、すっかり日本酒が気になるようになった羊さんから、週末には自分でお酒を買ってくるから、加島屋さんで買ってきた塩辛がそれで食べようよ~というご提案。

今回は新潟のお酒ではなく、ビギナーの羊でも飲みやすいタイプを選んだそうです。(ま、お財布にも優しいハウスポン酒です)

Cimg3374 石川県のお酒「手取川」 山廃仕込みですって。

加島屋さんで購入したイカゲソの塩辛。私、塩辛が苦手なのですが、例外があって海のそばの宿で出される出来立ての塩辛なら大丈夫。

え~っとつまり美味しい塩辛なら食べられます。で、もちろんこの加島屋さんの塩辛はOK。しょっぱいだけの生臭い塩辛はキライだけど、美味しい塩辛は案外好きかも~。

この日は天然もののスズキも安値であったので、新潟の味再来で、スズキの刺身も肴にしました。日本海側のお酒なら、合わないはずがないよねぇ。

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あとは、会津産のアスパラガスがあったので、ボイルして、ケーキつくりで半端に余った卵黄をやはりボイルしてソースにしました。

茄子は、シュール・リーさんが丹念に干してマリネした茄子のオイル漬けです。

はい、無理やり貢がせたしろものです。大変美味しかったことをご報告させていただきます。

新潟、良かったよねぇ、またこんどは季節を変えて、遊びに行こうねぇと日本酒をチビチビやりながら羊と語り合ったのでゴザイマス。

Cimg3376 昨日出かけた、近所のお蕎麦屋さんの坪庭では小紫式部の実がほんの~り紫に染まっていました。

暑いのはキライなくせに、夏が終わっちゃうのが寂しいのはなんででしょうね?

大人だから夏休みの宿題を徹夜でやったりしなくても、いいのにね。

夏休み明けのレッスンで

久々のブレーメンでのレッスンで生徒さんから受けた質問。

その1
「センセ、洗い物してて、手荒れしませんか?どうやってお手入れしてますか?」

その2
「センセ、家事もやって、こうしてケーキ教えていて、自宅でケーキも焼いて、あと普通のお仕事もしていて、どうやってお菓子を作る時間を確保しているんですか?」

それに対してとりあえずゴニョゴニョとそれらしいことを答えておいたけれど、本当はちがうの。

その1の答え
毎日の洗い物の80%は羊の当番なの。だから手荒れはしないの。羊は冬場は特にこまめにハンドクリーム塗ってるみたいよ。

その2の答え
お菓子を作る時間はあるの。家事をする時間がどうしても確保できないの。(というか瞬時にして捨てている)どうしたらもっとこまめに家事ができるんでしょうか?

かくして、ケーキとは全く関係ない質問を受けながらのレッスンは粛々と進み、こんなのができました。なおみちゃん作「タルトレットプロヴァンス」

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オレンジキュラソーのグラスをのせたアーモンドの風味の、夏らしい小型菓子です。

夏らしいといったらこちらもタイトルからして「夏」
クープ・デ・ソレイユ=太陽の病=日射病

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こちらはシュール・リーさんの実習です。この画像だとなんのこっちゃだけれど、空焼きしたタルトの中にシブーストクリームと洋梨スライスを詰めて固めて、上からグラニュー糖をかけて、焼き鏝でジュッとしてあります。

冷たくして食べると美味しいのよね。

弥彦山スイーツ

さて、弥彦神社にお参りしたならば、コレを買ってあそこで甘いもん食べて、ってまるでガイドブックどおりじゃん、とは思ったのですが実際弥彦山に行ったらコレくらいしかスポットがないことに気付く。

新潟は観光県ではないんだね・・・・。弥彦神社はそれは格式が高そうで、新潟県民にとったら大事な神社。鹿もいるし、奉納相撲の為の土俵もちゃんとある。(9月には高校の相撲大会もおこなわれるらしい) 
でも観光客目当てのお土産屋さんなんていうものは存在していない、静かなところです。ま、弥彦村だし、お盆だし。

唯一、神社の鳥居の前にある和カフェ「社彩庵」だけが観光客にとっての憩いの場所でありましょう。こんなかんじ(左ページ)です。

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ちなみに、羊はアンコが苦手で、だからいまだかつて二人で甘味処に入ったことは一度もありません。羊、初の甘味処入店♪記念すべき1品は、慎重にアンコの有無を確かめて抹茶プリンパフェなるものに決定。私は冷たい抹茶白玉クリームぜんざいに。

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羊の抹茶プリンパフェは、プリンが甘すぎず、中間はバニラアイスとクリームだし、下には寒天が入っているだけなので、難なくクリア。美味しく食べられたもよう。私のほうはいわゆる冷し白玉ぜんざいに抹茶をかけてアイスをのせたものなので、普通の冷しぜんざいにくらべて、抹茶の苦味が加わり非常にさっぱりとさらりとしていて、美味しかったです。

窓から弥彦神社の鳥居が見える席だったのですが、お盆休みをデートに充てるイマドキのヤンキー風ニイチャン、オネエチャンがお参りに訪れていて、なんだか微笑ましい光景でした。イマドキヤンキーだが、きっと小さいころから初詣は弥彦神社で、二礼二拍手一礼なんぞという参拝 の仕方をきっちりお祖父ちゃんに叩き込まれているんだろうな。

さて、もうひとつのスイーツ、糸屋さんの玉兎は母へのお土産に買って、ちゃっかり届けたその日に私もお相伴。姉がお茶を点ててくれたので、お抹茶と一緒に美味しく頂戴しました。かわいいのよねぇ、この兎さんたち。

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一緒に入っていた「玉兎由来」によると、弥彦山の兎が山から下りてきて田畑を荒らすので困った里人が神様に訴えると、神様は兎を集めて「田畑を荒らさないように」とお諭しになられたそうな。兎たちはかしこまって「以後、いたしません」と誓い、それ以降兎による農作物被害は減少。感謝した里人は兎のかしこまった姿を米の粉で作り神様に捧げましたとさ。・・・ということだそうです。

この兎はだから全員、かしこまっているわけです。ま、実は腹黒い兎でかしこまりながらもお腹の中にはアンコが詰まっていたりしています。

お味はいわゆる落雁なので、すんご~く美味!というわけではないのですが、鄙びたお店で買い求めるのは旅先ならではのお楽しみ。駅のコンコースで人ごみにもまれて買うお菓子とはちがった趣がありました。

ま、駅のコンコースで買ったコレも美味しかったけどね。

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新潟はちゃんとちゃんとのお盆中(2)

新潟市内で美味しいもの食べよう!と意気込んでいたわりには、市内に着いた日は13日でお盆の入りの日。どこもかしこも早仕舞いなのね。新潟三越だってこの日は閉店時刻が早いのよ。びっくり!

そんな中、ラフォーレなどという都会的な商業施設が入っているビル内でこれに遭遇。小林幸子の張りボテ巨大人形。

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存在は知っていたので(ニュースでやってた)驚きはしないけど、この場所にコレか?とちょっとあきれる。

見当をつけていた新潟の食材を食べさせてくれるというイタリアンの店は、なんと無常にも7月末で閉店。やはり地方都市はじわじわと疲弊しているのかもしれないです。もう一軒、目指していた居酒屋はこの日はお盆休み。いたるところで早仕舞いとお盆休みに阻まれて前途多難な幕開けとなりました。古町をあちらこちらと彷徨ううちに、交差点でふと見上げた先のビル2階にワイングラスがキラリとウィンクした(ような気がした)

1階の階段に立てかけてあるメニュー表を見ると、開店一周年記念らしく(だからお盆も休まずに営業しているわけだ)なかなか良さそうな感じ。羊熱望の岩牡蠣もちゃんとある。

南欧料理 osteria Sasaki・・・オーナーシェフが佐々木さんなわけだ。入った時間が早かったのでまだ1組の地元のご夫妻が静かにお食事をされていただけだけれど、そのうち賑やかな予約客が入り、地元のOLさんや、お盆で帰省した家族とおばあちゃんという組み合わせも入店。こじんまりした店はあっという間に満席になりました。地元で支持されているお店なのね。

え~と、写真はありません。かわりにこちらです。

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最初に泡の出るお酒を飲んで、でっかい岩牡蠣をつるるんと・・・。あまりに大きすぎて私は一口では食べられなかったけど。身が厚く、潮のかおりがちょっとして美味しかったです。このお店は新潟産の野菜をいろいろと取り揃えて料理してくれているので、この日は主に野菜を堪能。津南のアスパラガスが素晴しかったです。

津南の太アスパラガスと半熟卵のミラノ風・・・太くて甘いアスパラガスを生ハムやパルミジャーノ・レッジャーノと一緒に半熟目玉焼きの黄味をソースにいただきます。翌日、新発田産のアスパラガスを食べたのだけれど、それも絶品に美味しかったです。初夏から夏にかけて新潟に行ったならアスパラは必食です。ここではあと丸茄子のグラタンも食べたのですが、今回茄子に期待していたわりには、コレダ!という茄子には出会えず。前日、五頭温泉にお泊りしたときにも食べたのですが、普段食べている茄子との違いがよくわからない。

それから新潟食材とはちょっと離れるけど、ここのピザは美味しかったなぁ。石焼窯で焼いた薄いカリリとしたタイプでもなくて、ふっくらふんわりパン生地タイプでもない、やたら噛み心地の良いクセになりそうな生地でした。あとはオリーブの盛り合わせをツマミに軽くワインを飲んでお一人様約4,000円強。くつろげるお店でありました。翌日は朝早く弥彦行きの電車に乗らなければならなかったので、(それにどこもお盆の入りで早仕舞いだし)早々にホテルに戻り部屋でまったり過ごしたのであります。

ちなみに前日の五頭温泉郷、今板温泉の一軒宿でのお食事の様子はこちら。

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相変わらず、旅館のお料理はこれでもか!というほど量があるので、私にはツライ。お品書きを部屋に持ち帰り、いろいろツッコミを書き込んでおります。原本で確認したい方は別途お申し出ください、なんちゃってね(笑)温泉はぬるめですごく良かったですよ。過剰なサービスもなく、本当に静かで(空調が古くて音がしてたけど)、ご飯とお味噌汁とお刺身、野菜の煮物だけの夕食を出してくれるのなら、ここで湯治したいです。

さて、新潟スイーツの話題を挟んで、素敵な居酒屋さんの話はまた後で。

新潟はちゃんとちゃんとのお盆中 (1)

単に行ったことのないところだから、という理由だけで今年の旅行は新潟。

良いところでした、新潟は。噂どおり、コンビニの塩むすびでさえ、美味、何もかもが美味。一方、新潟県は観光県でないんだ、ということも実感。観光客に対してあまりに商売っ気がないのよね。長野なんかと比較すると「やる気あるのか?」とおもわず新潟県の胸倉つかんで揺さぶり、「このままじゃ落ちこぼれるぞ、いいのか、それで!」と投げ飛ばしてしまいそう。

「豪農の館」(7代にわたる全国屈指の豪農のお屋敷が日本初の博物館として生まれ変わって公開されています。8代目のご当主が館長してます。)なんの知識もなく出かけたのですが、そのあまりのスケールに「いままで見てきた豪農と称される人のお屋敷は何だったのだ!」と思った程、素晴しいところだったのですが、この夏休みに観光客はまばら・・・。これが長野あたりだったら、ぎゅうぎゅうに人が押し寄せ、駐車場待ちの車が並び、というのが普通なんだけどね。広大な駐車場に車がポツンポツンと並ぶだけ。新発田の市島酒蔵さんにも寄らせてもらったのだけれど、ここも商売っ気なく、蔵を公開しているものの解説のテープが回るだけで、試飲コーナーにも販売コーナーにも酒蔵側の人はおらず、レジにぼんやりした女の人がただ立っているだけ。あまりに売る気満々だと引くけれど、まったく商売っ気がないと、買う側としてもどうしていいのかわからないものですね。試飲ひとつできなかったわ。そして弥彦神社へお参りに行った際、裏通りにある糸屋さんという和菓子屋さんに兎の押し菓子を買いに行ったのだけれど、店頭に人気はなく、「御用の方はこのブザーを押してください」と書いてある。ブザーを押したら、出てきた優しげなご亭主は「よくまぁ、こんなところに観光客が!」という顔で私達を見て、なぜだかわからないけどオマケしてくれた。・・こののんびりさ加減!

最初のうちはなんだかそうした商売っ気のなさが、「どうした!新潟!」という気分にさせたのだけれど、次第に、そうかアクセクしなくてもいいんだよね、のんびりしなくちゃね、というゆったりした気分になりました。新潟はゆっくりと時間が流れていくところのようです。

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ちょっと郊外へいくと豊かな穀倉地帯がひろがるし

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弥彦山山頂から日本海を望むと佐渡島がデカク見えます。

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陸上のバス代わりに、信濃川のウォーターシャトルにも乗っちゃいました。新潟は水の都なんですね。ゆったりした時間の流れ方は川の流れと関係があるのかもしれません。そうそう、最終日この信濃川沿いの朱鷺メッセにある美術館で「佐伯祐三展」が開かれていたので、それを見に寄ったのですが、悪しくも同じ朱鷺メッセ内にあるホールでKAT-TUNのコンサートがあるらしく、若い女の子達がウンカのごとく群がっておりました。ダフ屋のおっちゃん達も大活躍。このオネエチャンたちの所為で駅のコインロッカーは満杯だし、朱鷺メッセ行きのバスには長蛇の列で乗れないし、散々だったのですが、「あらま、さすが!」と思ったのは一人の地元のお嬢が朱鷺メッセまで水上タクシー(個人営業のモーターボート)で乗り付けたのを目撃したからです。かなり揺れるボートの上で髪の毛を盛ったイマドキお嬢が携帯でメールしている姿はなかなかでした。

今回は阿賀野川の流域に近い温泉で1泊して、あとは新潟市内のシティホテルに泊まっておりました。このスタイルだと旅館の食事攻撃に晒されないので、胃の弱い私でも大丈夫。自分のペースでご飯が食べられました。

そんなわけでたいしたものは食べてこなかったのだけれど、その話はまた明日。

行ってきま~す

今朝の地震にはびっくりでした。

静岡在住のhirorinは大丈夫なのでしょうか?ご旅行で伊豆に滞在していらっしゃる方も、こちらに残っているご家族は心配していると思います。

台風の被害も甚大で、心配の種が尽きない今年の夏ですね。

そんな不穏な空気の中、ストレスでパンパンに膨らんだ羊を放牧しに、明日から新潟へ行ってきます。今回の放牧場所は新潟の居酒屋に限定されそうです。

アレコレ、飲みたい日本酒があるんだそうです。(結婚当初は日本酒飲めなかったクセにいっぱしのことを言うようになったんです、羊が!)

私が食べたいのは新潟の茄子と栃尾揚げ(分厚い油揚げ)と笹団子かな?なんにしろお米はどこで食べても美味しいというので、それこそ楽しみです。

ま、その前に代官山できっちり仕事しておかないといけないわけで、まずは事務所に行ってきま~す。

7月の読書

立秋を過ぎたのに、ちゃんとした夏が来ないなぁ。夏休みの子供達も不完全燃焼なんじゃぁないかしら。楽しい夏が来ないうちに、宿題の締め切りが迫る!ああ(嘆)

夏休みの宿題の定番といえば「読書感想文」。その本選びの参考になるかもしれない本に出会いました。ええ、新聞広告という渋い媒体で。7月の読書はこの1冊です。

「先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!」(「鳥取環境大学」の森の人間動物行動学) 小林朋道 著 築地書館 

なにしろ、このタイトルのつけ方がイイ!「つかみ」がばっちりだね。実演販売のおじさんが、エスカレーターで通り過ぎようとするお客さんを立ち止まらせる魔法の一言くらいのインパクトがある。これにうちの羊がひっかかりました。

「ノリちゃん、変な本が出てる~!」と朝刊1面の書籍広告を見て、このタイトルだけで笑っておりました。ちなみに朝刊1面の書籍広告って、実におもしろいんですよ。変な本の広告がいっぱい載ってる。

さて、これは鳥取環境大学の教授で「動物行動学、人間比較行動学」を専門とし、大学内の「ヤギ部」(学内で3匹のヤギを飼育するサークルです。ここのHPを是非!)顧問を務めるコバヤシ氏が、学内でおこる(もしくは氏がおこす)動物・学生との騒動を、人間動物行動学という視点から描いたものです。けっして動物行動学の学術書ではありません。肩の力を抜いてワハハと笑いながら、それでいて「人間の行動や社会の仕組みにも、動物としてのホモサピエンスの習性が残っているんだ」ということがわかります。氏の考えは、そんなふうに人間は背景にホモサピエンスという動物の習性を背負っているわけで、そのホモサピエンスが進化した当時の環境、自然を現代社会に取り入れることで、人の中にあるホモサピエンスたる部分(無意識の領域かもね)が充足し、精神的に豊かになれるのだ、ということのようです。(多分・・・間違ってないと思うのヨ)

そうした氏の考え方が良く読み取れるのは「都市にあふれるスプレーの落書き」と「狸の溜め糞」の類似性を示唆した「駅前に残された、“ニオイづけ”はタヌキの溜め糞?」の項であり、駅前の繁華街に生息する"草食動物のレプリカ”と神社に生息する"石細工の肉食動物”達が意味することを読み解く「「駅前広場にヤギをはなしませんか」の項だったりするわけです。

ま、そんな難しいことは考えなくても、とりあえず大学構内では冬期湛水不耕起栽培(稲刈りの時も水を抜かず1年中水をたたえた水田で米を育てる耕法)にヤギ部のヤギを放して草を食べさせる田圃、「ヤギんぼ」があり、そこに被害を及ぼす「イノシシ」をいかに捕獲するか、罠作りに大真面目に取り組む学生と教授がいて、研究室では時にヘビのアオ君が脱走して行方不明になったり、廊下をアカハライモリ(こいつも脱走兵だ)が歩いていたり、常になにかしら起こっている様が楽しそうで、ああ、こんな大学で勉強できたら、その後の人生が変わるかな?社会人になっても大学時代の思い出を誰よりも目をきらきらさせながら語ることができるなぁ、と思いました。

表題の「シマリスがヘビの頭をかじる」という行動については、読んだ際のお楽しみに。本当に必死で、「怖いけれどやめられないんだ~!!」という感じで齧るんだそうです。齧られるヘビもたまんないよねぇ。

ただ読むだけなら中学生でもOK。ちゃんと深いところまで読み取るのは高校生くらいからかな。大学生活が遠い昔になってしまった大人が通勤ラッシュにもまれながら読むのにも、もちろんおすすめです。大人の夏休みの1冊にどうぞ。

ブログから広がる輪(その2)

さて、hirorinからのお手紙を頂いて、わ~いと喜んだその後、私にしては珍しく夜のお出かけをいたしました。

合コンですのよ、オホホホホ・・・(嘘です)

teruさんkanさんというブログのお仲間と初めてお会いしてきました。「川崎駅集合」って顔を存知あげてない方達にお会いするのに、いきなり時計台の下っていうのはヤメテクレヨナという牽制球をあらかじめ投げておいたので、みどりの窓口の左から3番目のガラス戸の前という、かなり限定されたスペースでの待ち合わせとなりました。

teruさんの服装をあらかじめ教えていただいていたので(おまけにデジカメを首から提げて、という目印付きだったし)難なく合流。川崎駅西口からすぐのペルー料理の名店インティ・ライミで楽しくお食事させていただきました。

お二人とも非常に礼儀正しく、穏やかで、ブログを通じてあらかじめお互いの日常生活が分かっているということもあって、すぐに打ち解けてお話できました。実はペルー料理って食べるの、はじめてだったのですがそれも美味しかった。(お料理の写真はteruさんに任せました。だって私のカメラ暗がりだと全然ダメなんだもん)

kanさんはお店の人たちと顔なじみで、さすが川崎をホームグラウンドにしているだけはあるな、と感心いたしました。私は川崎西口育ちだけれど、あまりに家から近すぎてこのあたりで飲食をする機会というのは皆無でした。ま、実家があったころはこんなふうにお店はいっぱいなかったしね。たんなる古い住宅地だった西口にこんなに人があふれているなんてねぇ、ああ、思えば遠くに来たもんだと暫し感慨にふけるワタクシ。

teruさんとは自宅がわりとご近所(あくまで私の感覚でのご近所ですが)で、行動半径も重なるところが多いので、ブログ記事を参考にさせていただいているのですが、ブログに登場する奥様やお嬢さんのお話を身近に伺えて、楽しかったです。素敵なご家庭なんですね。

で、teru家の食卓にならぶ食材関連で唯一弱かった野菜の供給源について、私、ここぞとばかりに「徳江農園」を推薦!まるで自分の所有物であるかのような自慢っぷり!teruさん、これがこの間、私が買った白い(緑?)のナスです!ちなみにこの立派なパプリカはちょうど農場から運ばれてきたばかりで「50円でいいや」と言われて買ったものです。安いでしょう!(ってやっぱり自慢)

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是非とも奥様とお出かけ下さい。農園は月・水・土の11時からですよ~。(ちなみに祭日はお休みです。)来春は徳江さんのところでお嬢さんと苺狩りも楽しいかも。

さて、9時になるとkanさんが「仕事に戻らねば」とのこと。大変なんだなぁ~。この日、午前中に登戸の教室で焼いたお稽古菓子をお渡しして、名残惜しくも解散。

とても楽しかったです。teruさん、ご馳走様でした。ありがとうございました。kanさんタイトなスケジュールにも拘わらずいらして下さってありがとうございました。そしてお二人とも、初対面にも拘わらず、一人でテキーラなんぞを飲み続けていた中年キジトラネコですがまた機会がありましたらお声をおかけ下さいまし。

さて、お稽古菓子はこちらです。「アプリコティーヌ」

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その場で作ったマジパン(アーモンドと粉糖と卵白で作ります)にアプリコットジャムと卵、メレンゲを加えたフィリングをタルトレットに詰めて、上からアプリコットジャムを絞って焼きあげました。10日間くらい平気で日持ちするそうです。美味しい紅茶と合わせてどうぞ。

ブログから広がる輪(その1)

私のカタギのお仕事関連で、「これは役に立つ!」と直感してお願いしておいたものが、昨日、ポストに届いてました。

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おまけに著者であるhirorinのサイン入りheart04

hirorinはこれをもとに社会に出る前の高校生に「働く人の権利と義務」について、忙しい日常の業務の合間に、講義してまわっています。既に働いている人達も、案外こういう知識がごそっと抜け落ちているもの。9月にうちも役員の改選があるので、新人役員さん達のお役に立てばいいなぁ、と有料での送付をお願いしていたのですが、「これはやはり入社前の人の為のものだから・・・」ということで1セットのみ、無料でおまけにイラスト付きお手紙まで添えて郵送してくれました。hirorin、本当にありがとう!

中はこんなふうになっているのよ。びろ~ん!

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お経のようだね♪現在、うちも秋にむけて組合のHPを作製中なんだけれど、どうも固くていかんのですよ。難しいことをどれだけ噛み砕いて表現できるか、それは書く側がその内容をどれだけ咀嚼しているか、それに加えて読む側のことをどれだけ考えられるか、その理解力と想像力の賜物だと思います。

hirorin、良い仕事してます。これをもとにhirorinから講義を受けられる高校生って幸せだなぁ。社会に出るまえにきちんと社会のルールを学んでおくって、とてもだいじなことだと思います。

お近くに巣立ちをむかえている若い人がいたら是非、これを読ませて欲しいなぁ。成人のお祝いに添えてあげるのも素敵なプレゼントだと思うのよ。あらかじめ声をかけていただいたら、私のほうでまとめてお取り寄せして、ケーキ配送の際とかに同送しますのでお気軽に声をかけてね。2部構成で1部300円×2ですって。

hirorinに辿り着いたのは、「ブリの赤ワイン煮」を調べていて、「花暦」のakikoさんのところに辿り着き、akikoさんのあまりの文章の上手さにファンになり、チョコチョコとコメントを書くうちにコメント欄でよく顔を合わせるhirorinのそのコメントの面白さに、ブログのほうにもお邪魔するようになって・・・・という繋がりです。

つまり私の「大きらいなブリを如何に美味しく食すか」という食い気で繋がった、鰤友といえましょう。

「鰤の赤ワイン煮」というたったそれだけのキーワードで、こんだけ良い仕事をしている人と知り合える、1歩踏み出すだけで、いろいろな世界と繋がれるって素敵な経験です。

トワイライトレッスン、無事終了

7月、急に決まったブレーメンでのトワイライトレッスンでしたが、おかげ様で盛況のうち昨日で無事終了しました。

ちーさんで始まり、るるさんで終わったとも、Sご夫妻で始まりSご夫妻で締めくくった(2回もお申込いただいちゃった!)ともいえるトワイライトレッスン。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。いつものレッスン場所が使えない、ということで思いつきで始めた企画でしたが、オープンレッスンとさせていただいた為、初めてお会いする方も多く、楽しかったです。

今回は特別にお茶菓子付きレッスンでした。これは若いお嬢さんばかりの回にお出ししたなんてことないロールケーキ。

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いつものレッスンだとゆっくりお茶なんか飲んでるヒマはないのだけれど、オープンレッスンということで、手間が比較的かからないお菓子で、焼き時間がかかるものを選んだので私もちょっとゆとりがありました。いつもケーキを買ってくださって、メールでのやり取りだけで「いったいどんな方かしら?」と思っていた方にもお会いできたし、なにしろお菓子好きの人たちとお話するのは楽しかったです。昨日のレッスンも初対面の方同士だったのに、賑やかに楽しく皆さんケーキを作って、且つ焼き上がりを待つ間おしゃべりしていらっしゃいました。

こういうちょっと肩の力を抜いた、オープンレッスンも良いなぁとしみじみ思ったので、きっと来年の夏も夜に限定してやると思います。

初対面の方には、渡り鳥がどこから飛来してきたか調査するみたいな感じで、どこでここの教室を知ったか、伺いました。横浜方面の方はまずまちがいなく、南区の御大ヌシさんちーさんアリーマさんのブログを通じてうちに飛んでいらした方ばかりで、偉大なるブロガーの恩恵に浴していると改めて感謝しております。

しかし、いつも一定以上の年齢の(これを妙齢といわずしてなんと言う!)女性しか読者ではない!とお嘆きの南区の御大、うちには御大のブログから来ましたとおっしゃる若くて美しい女子が2名もいらしてたんだけどなぁ。

潜在読者には若くて独身で美人もいる・・・という事実をしっかり受け止めて、それを誇りに正しく中年の道を歩んでいって欲しいと、恩恵をこうむっている身としてエールを送る次第です。

清く美しく、そして独身の女性達がレッスンで作ったトレス・リュスです。オーブンに入れる際、私はケーキをシャッフルしてしまって、あやうくどれが誰のだかわからなくなるところでした。ああ、危なかった。

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昨日、作ったクルミとイチジクのケーキはるるさんのところで綺麗な焼き上がりをチェックできます♪るるさんありがとう。

美味しい桃の食べ方

シュール・リーさんのところで、おそろしいO女伝説の記事がのっていたので、つい、私もこんな話を持ち出してしまったわけで・・・。

姉さん、悪いのは私じゃない。恨むのなら、この話を私に垂れ込んだ母と、タイムリーにO女の記事をUPしたシュール・リーさんを恨んでくれ。と、まず先に断っておきます。

白桃が美味しい季節になりました。さて、人数分の桃がない場合、皆様はどのようにして桃を食べますか?当然、皮をむいてナイフでカットしたのを綺麗なガラスの器かなにかに盛って、各々フォークでその薄桃色の美しい果肉を味わう、というのがおおかたのご家庭の「美味しい桃の食べ方」であろうかと思います。私も子供の頃、そうして母が綺麗にカットしてくれた桃を心静かに食べたものです。ちなみに実をカットしても種の周りにはまだ充分果肉が残っているので、それを貰うのは子供達の特権でした。

5人家族の全員がO型、という収集のつかない姉宅の場合、その「美味しい桃の食べ方」について、先日ランチをともにした母から目撃情報を聞きました。ああ、姉さん、情景が目に浮かぶよぉ~!

母は5人家族のところに頂き物の桃を3個持ち込んだのだそうです。母はすでに頂いた桃を食べていたので、「私はいらないわよ」と桃の権利を放棄。母が加わっていたら多分姉もちゃんと一人分ずつ器に桃を分けたとおもうのだけれど、母が「桃権」を放棄した段階で姉家のローカルルールに拠って桃は供されることになりました。

皮を剥き、大小さまざまなパーツに桃をカットした段階で、まずT家ルール①「入札制」の適用です。ええ、この場合は「桃の種の入札」。姉が「桃の種、食べたい人~!」と全員に募ります。で、希望者が複数いればここでジャンケンという極めて公平なシステムで、桃の種は競われます。子供が3人いて、桃の種が3個あるからといって自動的に子供が種をゲットできるわけではありません。「親も一緒」というのが姉家の鉄則なのです。ただ、この日、桃の種の人気はいまひとつだったそうで、「みんな分かってないねぇ。ココが通の食べるとこなのよ♪」と姉が落札。

さて、桃の種の所有問題が解決したら、いよいよ実を食します。T家ルール②「機会の平等」発令です。全員がフォークを手に姉の合図を待ちます。姉の「1回目~!」という号令で、それぞれ狙っていた桃の実にフォークをぶち刺します。如何に大きくカットされた実を選ぶか、長年の競争で鍛えられた眼力がものをいいます。もし誰かとかち合ったら、その時点でジャンケンで所有が決められます。そして全員が食べ終わると、姉が高らかに次の号令をかけます。「2回目~!」躊躇なく次に自分が狙っていた桃に各自がフォークを突き立てるわけです。

その後も「3回目~!」「4回目~!」と姉の号令のもと、桃がなくなるまでその所作はつづきます。「僕はもういいから、妹、弟、君たちで食べなさい。」とか「お母さんは残ったこの桃の種だけでいいわ。」とか「お父さんは一切れでいいから、お母さんが食べれば」とか、そういう美しい譲り合いなどという行為は一切有り得ません。そのような行為はT家にあっては「命取り」になりかねないのです。一度でもそうした「弱み」を見せることは「野生の食卓」からはじかれることに繋がり、次回の桃の供給時に「あ、お父さんは桃はいらないのよねぇ」という有無を言わせぬ結論に結び付けられてしまうからです。

そして最後の小さなひとカタマリまで食べつくすと、最後の「入札」が行われます。「残った桃の汁を飲む人~!」お皿に残っていた甘い桃の汁は小さなコップに入れられ、入札者が飲み干し、一連の儀式は終了です。

流れるように見事な「桃の食し方」であったと、母は笑って語っておりました。「こっちが大きい」だの「お兄ちゃんズルイ!」だの、様々な紛争を乗り越えた上で確立された平和的で合理的な食卓運営だと思いますが、ある意味、たかが桃3個を食べるという行為がここまでのイベントになると、O型一家も侮れない、と思います。

多分、「個食」が当たり前の今の日本の家庭にあって、ものすごく贅沢な「美味しい桃の食べ方」なんだろうなぁ~。

ま、たまにこの集団に入って物を食べると、そのあまりのパワーに頭が痛くなってきますが・・・。ちなみに今日はその姉宅の長男君の誕生日です。あっという間に20歳。そのうち美味しいお酒を飲みに連れて行ってあげるからね。まずはオメデト。

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