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10月のバースデーケーキ(その2)

「らぶれたー ふろむ カナダ~ 三宅島~♪」と私は唄い、羊は「三日遅れの便りケーキをのせて~船は行く行く波浮港 三宅島♪」と唄った。年代がモロにわかる昭和歌謡であります。

ラブレターではなくご注文メールが三宅島から舞い込んだのです。三宅島に住む5歳の元気な男の子のバースデーケーキのオーダーです。

ただでさえ、ケーキの配送をしているところは少ない上、三宅島は遠い。おまけにヤマトのクール便は三宅島は配送不可地域ときたもんだ。男の子のママさんはあらゆるところに問い合わせ、すべて断られ、難破船のようにボロボロになってうちに辿り着いたというご様子がメールの文面から伝わってきました。でも三宅島と小笠原の区別が一瞬付かなかった私・・・。(汗)

チルドゆうパックは配送可能ということなので、チャカチャカとネットで調べてみると、確かに配送可能なのだけれど、翌々日着になってしまい、冷凍だとなぜか4日かかる。作る日を勘定に入れると、やはり生のケーキは厳しい距離なのです。男の子のママがどこに問い合わせても、ことごとく玉砕してしまったのも頷けます。

うちもいわゆる、お誕生日ケーキらしい生クリームでフワフワのスポンジのケーキはお作りできない旨をご説明して、そのかわりバターケーキ生地だけれどシロップを打って、間にラズベリージャムを挟みチョコレートガナッシュで覆ったチョコレートケーキなら可能です、とお答えしました。そういえば昨年のクリスマス、うちのレッスンでASU&MARIコンビが可愛くクッキーで飾った画像があったと思い出して、それをメールに添付しておきました。

「子供たちはチョコレートが大好きです!クッキーの飾りも可愛いです!」というお返事がすぐに三宅島からきました。そんなわけで「船は~行く行く、三宅島~♪」と唄いながら製作開始。

ガトー・ノワール

Miyake1

本来はスポンジに打つのはウィスキーシロップですが、5歳のバースデーケーキなので、アルコールのかわりに、ラズベリーの実をシロップと一緒に煮立たせラズベリー風味のシロップを作って使いました。バターケーキの生地なのにしっとりとした食感になります。上からチョコレートガナッシュを流し、側面はクッキーだと割れる可能性もあるので、先日作りおいたチョコレートマカロンを豪華に配しました。

と、ここまでだとシックな大人のケーキ。

でもこれは三宅島の元気な5歳のお兄ちゃん(弟と一緒に写った画像を見せてもらいました。う~ん、悪ガキ非常に元気そうな男の子です。真っ赤なアロハが似合う、粋でいなせな日本男児!)のバースデーケーキなわけで、箱をあけた瞬間に「おおぉ~!ぼくのケーキだぁ!」って喜んでもらわなければなりません。

そんなわけで、ふふ~ん♪これでどうだ!

Miyake3

三宅島バージョン、「お魚からもハッピーバースデー」ケーキです。これに5本の色とりどりのロウソクを立ててもらうとそれらしくなるんじゃないかと・・・・。

お魚クッキーは型抜きクッキーではなく、私のフリーハンドによるものなので、まさしくこれこそ世界に1個だけの特別なバースデーケーキになりました♪

三宅島に住民の皆さんが帰島できたのが2005年。東京都民だけれど、まだまだ生活に不自由なことが多いことと思います。でもそんな島に、元気な男の子達の笑い声が響いていると思うと、なんだか嬉しいなぁ。

ラブレターならぬご注文メールで、一気に三宅島が身近に感じられるようになりました。さっき、無事に届きました、というメールをいただいて一安心。きっとこれから兄弟の間でどちらが大きいほうの魚を取るかで、ひと騒動持ち上がるんだろうなぁ(笑)

元気に大きく育ってねぇ~。

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コメント

そっか 何かと便利な場所に住んでいると気づかなぃけど
三宅島をはじめ離島だとフレッシュなバースデーケーキって
入手するのが難しぃんですね (´;ω;`) ウウ・・・

でも職人・山さんの処に辿りついてよかったよかった ♪
山さんの腕の見せ所ですものね ~

三宅島のお兄ちゃん
お誕生日おめでとぉ (@゜▽゜)ノ。・:*:・゜★,。・:*:・゜☆

>ヌシさん

おめでとうって一緒に祝ってくれてありがとう。多分、三宅島、ケーキが入手むずかしくてもきっとすごく素敵なところなんだと思います。

誕生日をお祝いしてくれる家族がいて、海があって、お日様がキラキラ輝いていれば、きっと今日はすご~く素敵な日だったにちがいない、って思います。

fromカナダならぬ三宅島からのラブレターを送りました
ギャングたちの母です(^_^.)
今回は突然のメールにもかかわらず注文を
受けていただき感謝、感謝です。
我が家のギャングたちも世界にふたつとないケーキに大喜びでした。
そして大人たちはケーキのおいしさにうっとりでした。
マカロンがまたおいしいこと!!
本当に幸せな一時でした。

三宅島、いろんなことが不便ですが
都会とは違った楽しさがあるんですよ(^_^)
そんな私は横浜から嫁いだ人間です。

機会があれば教室にも行ってみたいです。
このたびはありがとうございました(*^_^*)

山さんの真骨頂が発揮された、素晴らしいバースデイケーキですね。
とても感動しました。
またこのお魚の表情が。。。
ギャングおにいちゃん、このケーキで
幸せな5歳のお誕生日でしたね。
おめでとうございます。
ケーキの本当の意味を改めて感じで
ちょっとうるうるしている本牧香菜婆。。。
私も美味しいケーキの為に精進しなくては。

>ギャング母様

そうですか、もとは濱っ子ですか!!
このブログはもともとが南区の御大(恰幅の良い彼)のところから派生しているようなものなので、集うブロガーさんの濱っ子率は高いです。きっと懐かしいお店の話題とかが、皆さんのところで目にすることができるかと思います。
三宅島、すごく素敵な島なのだと思います。ギャングたちがのびのび育つ為には最高の環境なんでしょうね。
ケーキ、お口に合って良かったです。うち以外にも冷凍のケーキで検索すれば入手可能なお店もきっとあると思います。あと、やはりママが手作りできる、というのは一番の強みかも。横浜帰省の折には是非教室に遊びに来てくださいね。

>シュール・りーさん

お体の調子はどうなんざんしょ?焦らずゆっくりしてくださいね。
お誕生日にケーキなんかは本当はどうでも良いと思うのよ。でもお祝いしてあげたい!という気持ちを凝縮したものがケーキという形をとるのであれば、それはやはりすご~くだいじなものだと作り手として思いました。
子供の時に、自分のお誕生日に用意されたケーキの記憶って、やはりとても幸せな記憶だと私も思います。

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