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洋梨祭り前哨戦

10月もあとわずか。

10月の焼き菓子倶楽部後半も全て、配送作業をし終えて、ほっと一息ついております。

さて、ブレーメンのレッスンですが、リンゴが底をついたので、来月11月は洋梨祭りになります。洋梨祭り時にはちゃんとフレッシュの洋梨を、私がコンポートにしたものを使いますが、今日は特に洋梨がメインのレッスンではないので缶詰で失礼!

10月最期のレッスンは午後のSお姑さまの「フロマージュ・ブラン」です。洋梨を飾ってみました。

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このお菓子、昨年の試食会でお出ししたものです。季節柄、洋梨をデコレーしてみました。ほとんど甘みを感じられないチーズクリーム!白ワインなんかとよく合うと思います。

実は12個も作っていただいたのです。

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こんな行列状態!

箱に入りきらないのをひとつ、分けていただいて、午後のSさんと立ったまま、試食。

ほのかな甘みだけでも充分!という結論を得ました。

猫の天国

猫の天国できっとヒメちゃんは、シュークリームの雲の上にのっかって、アリーマさんが洗濯物を干したり、お友達と楽しく羊肉の串を齧ったりしているとこを眺めているにちがいない。

そこでは美味しいものがいっぱいあって、追っかける仲間の猫もいっぱいいて、ヒメちゃんは新参者ながら、病魔に打ち勝った勇者としてご褒美に相当な縄張りを与えられている筈だ。

「だから大丈夫。」そんな伝言を今朝散歩の途中であった黒猫から聞きました。

Himeforever

好意謝するにあまりあれども

本日、カタギの仕事場では外部の方を交えての会合(組合用語では「上部団体の大会」)がありました。昼間の「大会」では不肖、ワタクシも書記として参加し昼食後の眠気と闘っておりましたが、夜のレセプションは失礼して、上の事務所で通常の業務&電話番をしておりました。

なにせ時間になったらとっとと帰り、自分の仕事をしなければならない身。皆様方の楽しげな笑い声とかビールのグラスが触れ合う音とか、そんなもんに気をとられているわけにはまいりません。

でもそんな可哀想な灰かぶりに、そっと差し入れをしてくれる御仁が・・・。

昨年の試食会参加の方なら覚えていらっしゃると思います。黒一点で参加した「大ちゃん」のこと。心優しい彼は、まるで屋根裏部屋にかくまっている野良犬にそっと食事を運ぶ小学生のように、お皿に下の会場で供されているご馳走をアレコレのせて、運んできてくれました。

ええ、私が帰る10分前に・・・。

「ごめんなさい、お醤油、つけてこなかったんだけど・・・。」

温かいチャーハンの隣に、素敵なマグロや、サーモン、穴子のにぎり寿司がこんもりのっておりました。

好意は無にできないし、とにかく定時には帰らねばならない身であるし・・・。この皿の上のもんをなんとかせねば!!!

事務所の冷蔵庫をかき回すと、醤油のかわりになりそうなものはコイツしかない・・・。

ええ、ワタクシ人生で初めて、にぎり寿司にソースをつけて食べました。

「好意謝するにあまりあるけれど・・・」

きっとこういうときに言う言葉だと、本日しみじみ思いました。

まっずいぞ~!!

相棒(TVの話じゃないゾ)

残念ながら、夜にTVドラマを見られるような境遇ではありません。でも、ドラマ「相棒」で、水谷豊演ずる右京さんの相棒が寺脇康文から及川光博に変わったというくらいのことは知ってます。新聞のTV欄に読者からの投稿で「前の相棒(寺脇さん)のほうが良かった!」っていうのが載ってたもんね。

大人の世界はいろいろあるから、前のほうが良かった!って言われてももう後戻りすることは出来ないのよね・・・。とふっとタメイキをつくワタクシ。

うちもねぇ、相棒を代えたんですよ。(いえ、羊はちゃんといるから安心してくださいな。)ここ1ヶ月ばかり、オーブンから奇妙な音が聞こえ始め、うるさいし、これはもう完全にイカレていることが分かったので、完全に壊れてしまう前に買い替えの必要が生じていました。

一度下見に行って、うちで使っているモデルの次世代(教室のオーブンがコレです)のその先のモデルを購入しました。多分、ヤバイだろうなぁ・・・と不安はあったのですが、うちのキッチンに置くスペースの問題とか、うちが長年使っている天板のサイズとか、そういうモロモロのことを考えると、ほかに選択肢はなく、半ば諦めての購入でした。

しかし・・・モデルチェンジすると機能がダウンするってどういうことなんざんしょ?今までの相棒はコンベクションタイプにして2段焼きが出来たのが、新しくきたコイツは、2段焼きは決められた調理の自動設定のときにしか出来ない。この決められた調理っていうのが、取り扱い説明書の終わりにのっているショボイ「和風ケーキ」だの「クッキー」だのなんだわ。責任者出て来い!って叫んだところで、しょうも無いので騙して自動調理のふりして適当に2段焼きしてみるものの、・・・・やっぱり気に入らない。

手間はかかるが地道に1段焼きをWでこなす作業をするしかありませんわ。大量に作る時は仕方ないので第二工房(賄いつき、お風呂付の実家で~す)で作るとして、とりあえず2年間くらいはコイツとどうにか折り合いをつけなければなりません。

ふんとに!

アタシが欲しいのは「カフェメニュー」とかが自動で出来る機能じゃなくって、単に「天火」なのよ!叫んでみても始まらない。TVドラマ、みてないけど諸般の事情で相棒を代えざるを得なかった右京さんの心情、察するにあまりあります。

新しい相棒は、及川光博みたいにクールでオーブンで焼いているときですらなんの音もしない。気に入らないヤツだ。

外観も白くて気取っちゃってサ。(ほとんどやつあたりです。実は焼き目が均一に入る、省エネモードだ、などと良いところもあります。)

りんごまつり終章

ケンゾーの真っ赤な花柄スカートをはいてのブレーメンでのレッスン。レッスン用に確保していた木村農園の紅玉リンゴも底をつき、昨日は東急で買った青森の紅玉リンゴを一部混ぜてのりんごもののレッスンでした。

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これはるるさんが焼いたアップルパイ。タルトタタンは型ごと生徒さんがお持ち帰りなので、画像は今回も無いです。と、思ったら先日レッスンを敢行したシュール・リーさんが綺麗にお皿にのせた状態をブログにUPしてくださっていたので、こちらをご参照下さいませ。ええ、確かに焼きあがった直後は地獄の釜状態だわよね。

昨日でりんごもののレッスンは終了。りんごも底をついたし(実は自分用には確保してあるけど)、来月からはラ・フランスを使った「洋梨まつり」が始まります。それが終わったら、もう季節は冬ですねぇ・・・・。

なぁんて感傷にはふけっていられないのよ!!

ブレーメンでは3ヶ月前にレッスン内容の提出、2ヶ月前には画像の提出が課せられています。レッスンで取り上げるお菓子は画像があるものばかりではないので写真撮りのために、あらかじめ練習も兼ねて試作しなければなりません。まぎわになって作れるものでもないので、時間がある時に、サクサク作って写真を撮ります。

昨日はレッスンとレッスンの間に3時間ほど時間があったので、1月のケーキの試作をしておりました。作り終わった頃には外は雨で暗く、私のカメラではとうてい綺麗に写せる状況ではなかったので、撮影はかおり先生にお願いしてしまいました。(どんな仕上がりなんだろう、楽しみ!)

これは私のヘボカメラでフラッシュを焚いてキッチンで撮った画像です。1月のレッスン課題「ツイートローネン トルテ」

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スポンジとスポンジの間にレモンと白ワインのムースを詰めて、生クリームで仕上げをする爽やかなお菓子です。新春らしくミモザの花の砂糖漬けで飾ってみました。撮影のあと、カットしてブレーメンのスタッフに差し入れ、午後にいらした生徒さんと私も試食。

材料を買いに寄った百貨店の地下で、お節料理予約コーナーの見本を見ていた子供が「ねぇ、クリスマスもまだなのに、もうお節?」と叫んでいるのに遭遇。

「アタシなんてもっと先行ってるもんねぇ~!」と舌を出してやりたい衝動にかられる。大人というものはこうして先へ先へと、毎日馬車馬のごとく突き進む宿命を背負った可哀想な生き物なんだよぉ~ん。

そういうわけで、HPのレッスン予定は1月までUPしました。

HP上から飛べるレッスンブログの更新はどうしたんだ!という質問には「その件に関しましては事務所を通してでないと一切お答えできません」とあらかじめお断りしておきます。ふんっ!

逆風?順風?

上司から、普段私が使わない伝票の用紙を求められた。たしかそれは、前任者がFDに入れていたっけ、と思ってPCにFDを入れたら、PCがダウンした。

そういえば、PCのネットワークシステムのセキュリティ問題で、現在調査中ってお知らせがきてたっけ・・・。

でも上司は「今、その用紙がいる」わけで、結局作り直した・・・。おまけに税理士のセンセイが翌日の朝一番でいらっしゃるという連絡が入る。すいません、その資料も前任者のFDに継続して入れてました。年度もかわったことだし、と思って作り直した。そんなことしているうちにヒマなはずの私の机の上にも仕事が溜まっていき、ものを取ろうとしたときに、重ねていた本が滑り落ちて書類の山にあたって、表層雪崩をおこした・・・。

銀行さんとの打ち合わせがあったはずの支部に翌日お金をとりにいくと、金庫の中はからっぽだった。なにゆえ?と思って仕方なしに代官山に戻る。銀行の担当者の急な出張で、打ち合わせの日時が伸びたとのこと。連絡不行きとどきで、コレは私のミスでもあるな。でも無駄足だった。その間、表層雪崩をおこした書類の山の標高が若干高くなった。

きっとこんなこと逆風にもあたらない。きっとそう。気を取り直して溜まった仕事を片付けた。邪魔も入らず、ずんずん進む・・・はずだったが、昨日は私の頭の中が猛烈に疲れていて、ミルキーを舐めたくらいでは、立ち上がらない。効率のわるいこと甚だしい。

来週のアタシに期待しよう、とあきらめて15分だけ早帰りをして、たまプラへ寄った。あたらしくオープンした商業施設の視察、ではなくブレーメンのレッスンで使う材料を仕入れて、教室のほうに運ぶ為だ。ブレーメンでかおり先生としばし談笑。

さて、家に帰ろうとたまプラの駅に向かうと、ほんの少し前に、江田~市ヶ尾間で人身事故が発生し、田園都市線が上下線とも不通になったという。

仕方が無いので、あざみ野までタラタラ歩き(ものすごく疲れているのにサ)市営地下鉄に乗り、センター南でグリーンラインに乗り換え、川和町からバスという遠回りをしてやっと帰った。(夜にも作業があったというのに1時間のロスだ!)

やれやれ、やっと一日が終わるとお弁当用のお米を研ごうと思ったら、米びつがカラだった。(昨日、言ったじゃない、と羊に指摘される。ふん!)

逆風吹き荒れた、1週間でした。(実はほかにもオーブン問題とかがあったわけで・・・)

お疲れ様、アタシ。

昨年までブカブカではけなかった、スカートが今朝着てみたら、少しきついくらいでジャストフィット!

これは逆風?それとも順風?

そんなわけで、今日は真っ赤な花柄のケンゾーのスカート(いったい何年前のだ?)をはいて、ブレーメンでレッスンです。かなりヤケです。

10月のバースデーケーキ(その5)

10月を締めくくるバースデーケーキがこちら

ヴィナー バルヌス トルテ(胡桃のバタークリームのケーキ)

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Kurumi1 11月のブレーメンでのレッスンでとりあげる→のケーキをバースデーケーキにアレンジしたものです。

胡桃は粉にしてスポンジに混ぜて焼きあげています。そしてハチミツ、ミルク、砂糖を加えて煮詰めた胡桃(粉状)を、カスタードベースのバタークリームに合わせて、サンド&ナッペ。

胡桃尽くしのケーキです。

バースデーケーキとしてはオーソドックス、かつクラシカルなデザインになりました。フルーツを使うケーキのような華やかさはありませんが、落ち着いた秋のお誕生日ケーキになりました。

あ、ちなみにコレ、ラム酒がけっこう効いてます。

そういう意味でも私、このケーキがけっこう好きです。

りんご祭り始まる!

青森の木村農園さんから今年も紅玉りんごが届いたので、うちの冷蔵庫はりんごでパンパンです。野菜室なんて重くて重くて・・(笑)

このりんごさんたちをいい状態のうちに使わなくては!とせっせとタルト・タタンを焼き、リンゴのタルトを焼き、そして昨日はブレーメンのレッスンで1日リンゴを使ったお菓子のレッスンをやっていました。おまけに昨日は午前、午後、夜の3クールのレッスンがそれぞれちがうりんごのお菓子だったので、うちから運ぶ荷物がすごかった。

3種類の型や教室にはおいていない材料に通常の荷物、そしてお昼を食べ損なう可能性が高かったので自分でにぎったデカイおむすびを2個、大量のりんご、さらにブレーメンのかおり先生に頼まれていた、先生好物のタルト・タタンを1台。両肩、両腕に荷物を抱えたのでパスモは口にくわえて・・・。(ずっとじゃないよ!)

さぁて、午前の部、アップルパイ。

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昨日、初めてみえた生徒さんはお花のクラスの生徒さんです。手つきがサマになってるなぁと思ったら、やはりパン作りを習っていらっしゃるそうです。だから粉まみれになるのには慣れていらっしゃるわけですね。

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↑これが↓これに。

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あつあつのパイを抱えて嬉しそうにお帰りになりました。これは・・・休日出勤のダンナサマはひとまず忘れて、アツアツをまず自分で食べてみなくっちゃね。

午後は親子レッスンでいつものASU&MARIコンビでリンゴのタルト。

こちらの内容はレッスンブログのほうに詳しく書くつもりでいるので、出来あがったタルトのみお見せしましょう。

MARI作、りんごのタルト

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こちらはASUKA作。一生懸命アプリコテイをしている作業中に撮らせてもらいました。

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とても中学生が作ったとは思えないでしょう?お疲れ様でした。

りんごの皮むきで弱音をあげる子供達相手に、センセイの私もお疲れ様でした。ええ、昨日の親子レッスンは体育会系でしたわねぇ。「20歳になってもりんごをお母さんに剥いてもらうの?いつかは自分で剥ける様にならないとダメでしょう?」と叱咤激励。

よ~く考えると、中学1年生のころの私は、口をあけていれば、姉が剥いてくれたりんごが食べられました。(姉は食べたい一心で、小学生のころからリンゴを自分で剥いてました。やっぱ、食欲って偉大だ。ねぇ?オネエサマ。)

二人は集中して包丁を使い、ちゃんと綺麗にりんごを剥いて、カットもしてました。あんなものは慣れだから、いまにさほど苦労せずに包丁が使えるようになるからね。がんばれ。

そしてがんばる私はこのレッスンが終わったあと一旦自宅へもどり、先ほどのバラのケーキを宅急便で発送。そして次のレッスンのために再度教室へ舞い戻り、ラストはタルト・タタンのレッスンでありました。

タルト・タタンは型にりんごを詰め込んで焼きこみ、パイ生地をかぶせてさらに焼く、というもの。焼き上がりは中でリンゴとカラメルがまだグツグツいっていて、とても型から出せるような状態ではないので、生徒さんには型ごとお持ちかえりいただきます。

よって、画像ナシ。

朝は袋いっぱいのりんごを担いできたけれど、帰りはカラッポ。りんごの美味しそうな匂いだけを吸って、ワタクシは空腹で帰りましたとさ。

レッスンでのリンゴ祭りは10月いっぱい可能です。ブレーメンでのレッスン、気になるなぁと思っていらした方も、りんごのお菓子からスタートっていうのはわりと馴染みやすいのでレッスン日をご確認のうえ、どうぞ。

10月のバースデーケーキ(その4)

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還暦お祝いのバースデーケーキ。マリエンホーフ社のローゼンリキュールを使った、うちのケーキの中で一番華やかかもしれない、特別なバラのケーキ(正しくはバラのリキュールとライチのムース)です。これを会社のパートタイムの女性に贈ってください、というご依頼でした。

働いている人をとても大事にしている会社、そしてその会社にとってなくてはならない人材(人が財産、という人財でもあるのでしょうね)である素敵な女性、今、日本の経済環境はとても悪いけれど、こういう会社にはがんばってほしい。

そして、還暦って、これから新たな青春が始まるってことですから、さらに輝いてくださいね。

おめでとうございます♪

いいわけ

作業中、つけっぱなしにしていたTVから、「忙しくても、女であることを忘れたくないですから。子育て中でもおしゃれには気を使います」と2児の母という若い女性が話しているのが聞こえた。

うん、ソレって大事よね。

でもこの1週間、ワタクシ、女性であることはもちろん、人間であることも忘れていたような気がします。じゃあ、ワタクシはなんであったかというと「今日、やらなければならない事項と自分との関係性」が服着て歩いていたようなものであります。

昨今の労働組合界では「WLB(ワーク・ライフ・バランス)」ということが、重要なテーマとなっていますが、ワタクシのWLBは究極のバランスが求められており、少しでも気を抜くと全てがグッタグタになる可能性を有しております。

綱渡り、もしくは空中ブランコの最中の人が、明日着て行く服なんか考えられないのと一緒です。同じ理由で、夕飯のおかずも考えられませんでした。

そんなわけで、怒涛の1週間が終わりました。少し、着る服とか考えなくっちゃなぁと日曜日の私は思っておりますが、明日からさらに怒涛の1週間が始まるので、既に頭の中は「明日の私は何をすべきか」ということが最重要課題になっております。

一番の問題点は、カタギの仕事がなぜかここのところすごく忙しい!という由々しき事態で、こんなはずじゃなかった!と・・・・綱渡りの最中でもそういうことは考えてたりいたします。

10月のバースデーケーキ(その3)

お魚ケーキと同時進行で作っていたのは、「妙齢の彼女」のバースデーケーキです。

こちらはぐっと大人の女の人の雰囲気で!

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今年で3回目のお誕生日ケーキ。チョコレート好きな彼女のために、過去2回ともチョコレートを使ったシックなケーキにしていたのだけれど、今年は乙女らしいピンクのラズベリーのムースにしてみました。

そうはいっても、切り分けるとわかるのですが、アーモンドスポンジで囲まれた下の層はしっかりチョコレートムースになっています。

大人の女は可愛いだけじゃないのよね♪

10月のバースデーケーキ(その2)

「らぶれたー ふろむ カナダ~ 三宅島~♪」と私は唄い、羊は「三日遅れの便りケーキをのせて~船は行く行く波浮港 三宅島♪」と唄った。年代がモロにわかる昭和歌謡であります。

ラブレターではなくご注文メールが三宅島から舞い込んだのです。三宅島に住む5歳の元気な男の子のバースデーケーキのオーダーです。

ただでさえ、ケーキの配送をしているところは少ない上、三宅島は遠い。おまけにヤマトのクール便は三宅島は配送不可地域ときたもんだ。男の子のママさんはあらゆるところに問い合わせ、すべて断られ、難破船のようにボロボロになってうちに辿り着いたというご様子がメールの文面から伝わってきました。でも三宅島と小笠原の区別が一瞬付かなかった私・・・。(汗)

チルドゆうパックは配送可能ということなので、チャカチャカとネットで調べてみると、確かに配送可能なのだけれど、翌々日着になってしまい、冷凍だとなぜか4日かかる。作る日を勘定に入れると、やはり生のケーキは厳しい距離なのです。男の子のママがどこに問い合わせても、ことごとく玉砕してしまったのも頷けます。

うちもいわゆる、お誕生日ケーキらしい生クリームでフワフワのスポンジのケーキはお作りできない旨をご説明して、そのかわりバターケーキ生地だけれどシロップを打って、間にラズベリージャムを挟みチョコレートガナッシュで覆ったチョコレートケーキなら可能です、とお答えしました。そういえば昨年のクリスマス、うちのレッスンでASU&MARIコンビが可愛くクッキーで飾った画像があったと思い出して、それをメールに添付しておきました。

「子供たちはチョコレートが大好きです!クッキーの飾りも可愛いです!」というお返事がすぐに三宅島からきました。そんなわけで「船は~行く行く、三宅島~♪」と唄いながら製作開始。

ガトー・ノワール

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本来はスポンジに打つのはウィスキーシロップですが、5歳のバースデーケーキなので、アルコールのかわりに、ラズベリーの実をシロップと一緒に煮立たせラズベリー風味のシロップを作って使いました。バターケーキの生地なのにしっとりとした食感になります。上からチョコレートガナッシュを流し、側面はクッキーだと割れる可能性もあるので、先日作りおいたチョコレートマカロンを豪華に配しました。

と、ここまでだとシックな大人のケーキ。

でもこれは三宅島の元気な5歳のお兄ちゃん(弟と一緒に写った画像を見せてもらいました。う~ん、悪ガキ非常に元気そうな男の子です。真っ赤なアロハが似合う、粋でいなせな日本男児!)のバースデーケーキなわけで、箱をあけた瞬間に「おおぉ~!ぼくのケーキだぁ!」って喜んでもらわなければなりません。

そんなわけで、ふふ~ん♪これでどうだ!

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三宅島バージョン、「お魚からもハッピーバースデー」ケーキです。これに5本の色とりどりのロウソクを立ててもらうとそれらしくなるんじゃないかと・・・・。

お魚クッキーは型抜きクッキーではなく、私のフリーハンドによるものなので、まさしくこれこそ世界に1個だけの特別なバースデーケーキになりました♪

三宅島に住民の皆さんが帰島できたのが2005年。東京都民だけれど、まだまだ生活に不自由なことが多いことと思います。でもそんな島に、元気な男の子達の笑い声が響いていると思うと、なんだか嬉しいなぁ。

ラブレターならぬご注文メールで、一気に三宅島が身近に感じられるようになりました。さっき、無事に届きました、というメールをいただいて一安心。きっとこれから兄弟の間でどちらが大きいほうの魚を取るかで、ひと騒動持ち上がるんだろうなぁ(笑)

元気に大きく育ってねぇ~。

金秋宴

お悔やみの言葉は難しい。自分が身内を亡くしたときに、つくづく思った。「お寂しいでしょう?」とあまり親しくもない人達に言われ続けるうちに、人生修行が足りない私は次第にむかっ腹がたってきた。

寂しくないわけないじゃないか・・・・。でも、そんなことばっかり言ってられないから、毎日ご飯を食べて、通勤電車に揺られて、テレビを見て、洗濯をして、買い物に行って、がんばって、がんばって日常生活を送っているわけで、そんな時期の人に、掛ける言葉はどんな言葉がふさわしいのだろう。そもそもそんな言葉なんてあるんだろうか?

だから彼女のお父様の裳が明けた頃に皆で集まって、彼女と彼女のママを囲んで一緒に美味しいものを食べて、ビールを飲んで、そうした形でエールを送ろう、ということになった。お悔やみの言葉はなしで、ただ、ただ、一緒にビールを飲んでおしゃべりをして、一緒にひとときを笑いながら過ごそう。そんな形しか、私達には思いつかなかったので。

宴会の趣旨はそういうものだったので、ただ美味しいものを食べられれば良い、というだけでなく落ち着いた空間と、行き届いたサービス、たとえ幹事といえどもその場の会話に集中できることが望ましかった。で、中華街の陽気な西太后にご相談させていただいた結果、菜香新館でちーさんプロデュースの「菜香金秋宴」を昨日開くに至った。

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菜香新館前で主賓を全員揃ってお迎えして、通されたのは5階の個室でした。

窓際の明るい個室はとても静かで、広々とした空間。7名で囲んだ円卓は皆で会話をするのにちょうど良い大きさ。お料理を運んできていただく時以外は、自分たちだけの空間になるので主賓にもくつろいでもらえました。

メニューは、ちーさんとご主人が練りに練ってくださったもの。もともと好き嫌いがほとんどないメンバーなので、その点は心配なかったのだけれど、量は食べられないので、そこだけお願いしました。なので量は抑えてクオリティの高いもので組んでくださったそうです。

菜香金秋宴

  • クラゲ入り菜香特製前菜五種
  • 豆乳入りフカヒレスープ
  • 大エビの特製マヨネーズ風味
  • 芥蘭のスルメとするめいかの炒め
  • ペキンダック菜香スタイル
  • きのこ入り特製ビーフン
  • 夢見ごこちの杏仁豆腐

前菜のクラゲが幅広でコリッコリで美味しく、何度もおかわり。豆乳のスープもまろやかで優しいお味。大エビのマヨネーズ風味は、本当にエビが大きくプリプリで、それは見事なものでした。芥蘭はブロッコリーの茎に似た食感で春菊みたいなほろ苦い味です。

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北京ダックはちゃんと解体前の神々しいお姿のお披露目があって、目の前でカットしてくださいます。さばさんが「よーく、日焼けして皮がつっぱったときってあんな感じ」って言ってたけど、ペキンダックほど日焼けしたら、それはまずいでしょう。カットしたものは薄餅にネギと一緒に包まれて供せられます。

きのこのたっぷり入ったビーフンを食べて、お腹がいっぱいだけれど、でも全部綺麗にいただけて、本当に私達にちょうど良い量でした。お料理を持て余してしまうこともなく、どれもみんな存分に味わうことが出来ました。こういうのって実にありがたいことです。

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最後に夢見ここちの杏仁豆腐で、口の中がさっぱりさらりとして、素敵な宴は終了。イケル口の人たちはビールと紹興酒を、飲めない人は美味しいお茶をポットでお願いしました。本当に和やかで、良い会になったと思います。

中華街は、友だちや家族とワイワイ賑やかに食べる楽しみ方だけでなく、こうしたちゃんとしたおもてなしにもきちんと対応してくれる懐の深さがあるのですね。会が終わって街にでると3連休初日の喧騒に取り囲まれましたが、その喧騒の中でも心穏やかに、宴の余韻を味わいながら帰路につきました。

プローデュースしてくださっただけでなく、ご挨拶までしにきてくださったちーさん、本当にありがとうございました。良いお店を選んでくれてと言われて、私もさばさんも鼻高々でした。菜香新館、素敵なお店でした。

4連休は4連投

世間は3連休ですが、私は週休をくっつけて今日も休みにしたので4連休です。

で、私の場合、カタギの仕事が4連休とはつまりカタギでないほうの仕事が4連投というわけで、途中、美味しい予定も気晴らしもちゃんと入っているにはいるのですが、基本、4連投。

肩を休めないとキツイので、PCにむかう時間を減らしております。メールでのお問い合わせ等、遅れが発生しております。おまけにしばらくは木で鼻をくくったような、そっけないお返事が行くかと思いますが、お許しください。

さらにオーブンから変な音(ファンの調子が悪いのだと思います)がし始めたので、買い替えという余計な用事まで増えました。めんどくさいなぁ。

10月

10月に入ったとたん、街のなかに赤みがかったオレンジ色があふれ出した。ハロウィーンなんて、10年前にはほとんど認知されていなかったお祭りなのに、ここ数年はすっかり商業主義に担ぎ上げられて、10月の顔になってしまった。

思えばあのカボチャで作るランタンの存在を知ったのは、うんとうんと幼かった頃、父が海外で買い求めてきた幼児用のアルファベットの本の挿絵でだった。APPLEにはリンゴの絵、Bにはミツバチの絵が描かれ、英語なんか知らなくっても絵でそれがなんであるか理解できたのだけれど、これは何だ?と首を傾げた挿絵が「H」の頁のへんな顔したカボチャの絵と、「V」の頁の綺麗なハートの絵だった。父に多分聞いたのだと思うけれど、その説明は理解できなかったと思う。やはり異国のお祭りや習慣は、その地にいない限り子供には想像不可である。

で、次にハロウィーンに出会ったのは、中学生の頃のチャーリーブラウン&スヌーピーのマンガ本「ピーナッツ」で、毛布を肌身離さず持ち歩くライナスが真っ暗なカボチャ畑でカボチャ大王を待ち続ける話だった。秋の夜の寒さと暗さ、ひとりでカボチャ畑でカボチャ大王を待つ、というシュチュエーションはクリスマスのバカ陽気さとはちがう、ひんやりとした空気感を持っていた。

そのハロウィーンのひんやりとした暗さは、その次に出会ったレイ・ブラッドベリの「何かが道をやってくる」で決定的になった。(これはブラッドベリの作品の中でも特に好き。未読の方は是非どうぞ。特に(かつての、も含む)少年少女諸君、オススメです。)

ハロウィーンにはクリスマスや日本の正しい秋の神社のお祭りとはちがう、もっと土俗的な暗い色調のお祭りだったはず。それが・・・なんだかねぇ、商業主義は表面的な(否、ディズニー的な?)陰もなんにもない、子供のお祭りにしちゃったようだ。というか、もともとそのお祭りの背景をもたない国に、「ハロウィーン」というラベルを持ってきちゃったわけだから、そのラベルに合わせて、とりあえず、日本的に解釈して消化したのが今の形なんだと思う。

つまり日本ではハロウィーンは「収穫のお祭り」の変形バージョンとして受け入れられてのではなかろうか?骸骨の格好とかはNGかもしれないが、カボチャは「仲良きことは美しき哉」という言葉付きでかの武者小路実篤先生も色紙に書いていらっしゃるくらい馴染みがあるし、秋に収穫されるし、加工もきくし、とりあえず「ハロウィーンはカボチャ祭り」ってことでどうだろう?みたいな話がどこかで交わされたような気がする。で、下地が出来たところで、ディズニーあたりのカボチャキャラが巷にあふれ出したここ数年、ってところが真相だと私は踏んでいるのですが・・・。

ええっと、ものすごく長い前置きになりました。10月の焼き菓子倶楽部はそんなわけでアンチ和製ハロウィーン派による「タルト・ポティロン(カボチャのタルト)」です。

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水っぽいカボチャのパイなんぞキライだ!と思い込んでいた私のところに2年ほど前、カボチャが大好き!というお客様からカボチャのお菓子を、というリクエストを受けて、それならばと作ったのがこのタルトです。カボチャを煮て水分を飛ばしたペーストにアーモンドクリームと漬け込みフルーツ、ナッツなんかを入れて作りました。で、私も食べてみたら美味かった♪というタルトです。

アンチ巨人ファンと同じく、まずは「和製ハロウィーン」の存在があってこそ、生まれたお菓子であります。

今年初めてディズニーシーがハロウィーンをやるんだってね、っていう会話を聞きながら、大人はブラッドベリの小説を読みつつ、濃い珈琲をマグカップに注ぎ、もしくはブランデーを垂らした熱い紅茶を用意して、このタルトを食べて秋の夜長を楽しんでください。

あ、珈琲をポットに入れて、毛布を片手にカボチャ畑でカボチャ大王を待つ方にも、お夜食として持たしてあげてくださいね。

ちなみに締め切りは10日で~す。

カイザートルテ

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12月のレッスン講座をHPのほうに載せました。12月はスペシャル月間として特別なレッスンを組んでいる関係で、いつものように、同月内の内容だったら変更可、というわけにはいきません。早めにチェックを入れてご自分の予定を立ててね。

12月の目玉はコレ。「カイザートルテ」側面にチョコレートマカロンを配する豪華な仕上げです。でも豪華なのは見た目ではなく、土台のスポンジにあります。カラメルとハチミツ、アーモンド粉が加わるキメの細かい美味しいスポンジです。こういうスポンジを焼くために、日頃の特訓があるわけですから、皆様がんばって、泡立てしましょ。

で、当然側面のマカロンは焼かなければなりません。だからこのレッスンにはマカロンの作り方も講義いたします。ただし、生地を作ってから焼くまでずうっと乾かさねばならないのと、教室のオーブンでは一度に焼ける数が限られているので、皆さんが実習するには時間がかかります。私が作るところをじっくり見て覚えて、各自ご自宅でトライしていただく形にさせていただきます。

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このレッスンのほかに12月の初頭には、午後の2コマをつなげた合同レッスンで 「シュトーレン」を作ります。この時期に作ってじっくり寝かせると、クリスマス本番に美味しく食べられますから、是非チャレンジしてください。

さて、この写真撮りのために作っちゃった「カイザートルテ」を持って、これから出勤です。代官山の某事務所の珈琲倶楽部の面々は、豪華な朝の珈琲タイムになるでしょう。

バースデーケーキ

このお嬢さんなら、ママのお腹の中にいるときから知ってます。

綺麗なお月様が見られるころに生まれたから、素敵なお名前なのよね。

昨年はまだ1歳のお誕生日ケーキだったから、生クリームもバターも使えなかったので、杏のムースで、上には洋梨でウサギさんを作ってのせましたっけ。

今年はもうなんでも食べられるんだって。びっくり!パパが「もうお箸も上手に使えるんだよねぇ」って今日言ってました。びっくり!

クリクリ巻き毛に、色白の可愛い女の子には、今年もその可愛いお名前にあやかって、お月様のお使いのウサギさんをのせました。

2歳のバースデーケーキです。

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ふんわりスポンジにはラズベリーのシロップを打って、生クリームにバナナ、ラズベリーをサンド。表面はラズベリージャムで色をつけた軽めのバタークリームをナッペして 、白いクリームを細く交差状に絞って仕上げました。

ウサギさんと小さなお花はマジパン細工。

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羊がこれを見て「ウサギの目が赤い!」と言ってました。

・・・だからさぁ、ウサギさんは目が赤いんだってばぁ。

そんなわけで、ケーキをわざわざ受取りにパパの真っ赤なスポーツカーでうちまで来てくれた小さなお姫様、今年も元気に楽しく過ごしてくださいね。オメデトウ!

同期のサクラ

久しぶりに百貨店店内で、同期に出くわした。

「お~!久しぶり♪」というのんきな私の顔を見るなり「大丈夫だったの?」と聞く。

「元気そうで良かった。心配してたのよ。」とまで言う。

「?」な私にむかって「入院していたんでしょ?」と言い出す。

「誰が?」

「ヤマダさんが」

「私が?」

「うん。」

「知らなかった・・・。」

「やだ、知らなかったの?」

「うん、ちっとも。」

「いやぁねぇ、自分のことなのに。」

「すまん、すまん。ところでなんの病気で?」

「おへそから雑菌が入って入院したって聞いたわよ。」

「ええ~!よりによって、そんな病気で?」

「ねぇ!よりによってヤマダさんがそんな病気になるなんて、って皆で言ってたのよ~。」

「そりゃぁ、大変だったんだねぇ。

ホント、そんな病気があるのねぇ。」

「知らなかったわぁ。自分のことなのに。」

どこかねじれた世界のちがう次元のワタシはおへそから雑菌が入って長期入院をしていたらしい。

誰か、そちらの次元に行かれたら、ワタシをみつけて

「だからおへそのゴマは取っちゃいけないって小さいころから言われていたでしょう!」

ってキツク言っておいてはくれまいか。

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