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金秋宴

お悔やみの言葉は難しい。自分が身内を亡くしたときに、つくづく思った。「お寂しいでしょう?」とあまり親しくもない人達に言われ続けるうちに、人生修行が足りない私は次第にむかっ腹がたってきた。

寂しくないわけないじゃないか・・・・。でも、そんなことばっかり言ってられないから、毎日ご飯を食べて、通勤電車に揺られて、テレビを見て、洗濯をして、買い物に行って、がんばって、がんばって日常生活を送っているわけで、そんな時期の人に、掛ける言葉はどんな言葉がふさわしいのだろう。そもそもそんな言葉なんてあるんだろうか?

だから彼女のお父様の裳が明けた頃に皆で集まって、彼女と彼女のママを囲んで一緒に美味しいものを食べて、ビールを飲んで、そうした形でエールを送ろう、ということになった。お悔やみの言葉はなしで、ただ、ただ、一緒にビールを飲んでおしゃべりをして、一緒にひとときを笑いながら過ごそう。そんな形しか、私達には思いつかなかったので。

宴会の趣旨はそういうものだったので、ただ美味しいものを食べられれば良い、というだけでなく落ち着いた空間と、行き届いたサービス、たとえ幹事といえどもその場の会話に集中できることが望ましかった。で、中華街の陽気な西太后にご相談させていただいた結果、菜香新館でちーさんプロデュースの「菜香金秋宴」を昨日開くに至った。

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菜香新館前で主賓を全員揃ってお迎えして、通されたのは5階の個室でした。

窓際の明るい個室はとても静かで、広々とした空間。7名で囲んだ円卓は皆で会話をするのにちょうど良い大きさ。お料理を運んできていただく時以外は、自分たちだけの空間になるので主賓にもくつろいでもらえました。

メニューは、ちーさんとご主人が練りに練ってくださったもの。もともと好き嫌いがほとんどないメンバーなので、その点は心配なかったのだけれど、量は食べられないので、そこだけお願いしました。なので量は抑えてクオリティの高いもので組んでくださったそうです。

菜香金秋宴

  • クラゲ入り菜香特製前菜五種
  • 豆乳入りフカヒレスープ
  • 大エビの特製マヨネーズ風味
  • 芥蘭のスルメとするめいかの炒め
  • ペキンダック菜香スタイル
  • きのこ入り特製ビーフン
  • 夢見ごこちの杏仁豆腐

前菜のクラゲが幅広でコリッコリで美味しく、何度もおかわり。豆乳のスープもまろやかで優しいお味。大エビのマヨネーズ風味は、本当にエビが大きくプリプリで、それは見事なものでした。芥蘭はブロッコリーの茎に似た食感で春菊みたいなほろ苦い味です。

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北京ダックはちゃんと解体前の神々しいお姿のお披露目があって、目の前でカットしてくださいます。さばさんが「よーく、日焼けして皮がつっぱったときってあんな感じ」って言ってたけど、ペキンダックほど日焼けしたら、それはまずいでしょう。カットしたものは薄餅にネギと一緒に包まれて供せられます。

きのこのたっぷり入ったビーフンを食べて、お腹がいっぱいだけれど、でも全部綺麗にいただけて、本当に私達にちょうど良い量でした。お料理を持て余してしまうこともなく、どれもみんな存分に味わうことが出来ました。こういうのって実にありがたいことです。

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最後に夢見ここちの杏仁豆腐で、口の中がさっぱりさらりとして、素敵な宴は終了。イケル口の人たちはビールと紹興酒を、飲めない人は美味しいお茶をポットでお願いしました。本当に和やかで、良い会になったと思います。

中華街は、友だちや家族とワイワイ賑やかに食べる楽しみ方だけでなく、こうしたちゃんとしたおもてなしにもきちんと対応してくれる懐の深さがあるのですね。会が終わって街にでると3連休初日の喧騒に取り囲まれましたが、その喧騒の中でも心穏やかに、宴の余韻を味わいながら帰路につきました。

プローデュースしてくださっただけでなく、ご挨拶までしにきてくださったちーさん、本当にありがとうございました。良いお店を選んでくれてと言われて、私もさばさんも鼻高々でした。菜香新館、素敵なお店でした。

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コメント

爽やかな連休、きっとバタバタ忙しくしているんでしょうね♪
がんばってください。

お悔やみの言葉って、経験したことがないと全く気持ちがわかりません。
想像は出来ても・・・
父がひん死状態だった時に、お見舞いも来てくれるのは嬉しいけど
管だらけになった姿は人に見せたくなくて、平気で入ってくる人に嫌悪感を覚えたんです。
それまでは「生きてるうちにいくこと」が大事かと思ってるところがあったけれど
それは間違ったことだったんだな~って経験してわかりました。

何も言わずにいてくれるのがきっと一番ですよね。(まだわからないけど)

父が20代初めのころに亡くなって、とりあえずの義理でかかってくる「電話連絡(ORお悔やみ)」にゲンナリしたことがあります。
しばらくは一日中電話が鳴り響いて、ワタシはずうぅぅーーっと電話に出続け同じことを言い続けたのでした。
未だに忘れられないしんどさです。

実は亡くなって時間がたった時の方が寂しかったりもするし、こんな風な集まりは胸にしみますよね。

>hirorin

今はわからなくてよいと思います。自分が経験したときに、嬉しかったことを今度は立場を変えてしてさしあげればよいし、いやだったことはしなければ良い。でも悲しみは人それぞれ形がちがうから、正解ってないのだと思います。いつも合宿にいくこのメンバーはいずれもちょっと浮世離れしていて、全員揃っていると「どこの国の方ですか?」って言われるくらい日本の世間とずれた時間軸で暮らす人たちなのですが、みんなとにかく「誰かのために心を砕く」ことができる人達です。その1点で、正解であろうが不正解であろうが、とにかく誰かをあたたかくすることが出来る、素敵な人たちなんですよ。
多分、不正解の答えでも気持ちが通じることってあるのだと思います。

>アリーマさん

うん、すごくわかる。しんどかった。
うちの場合、ちゃんと心の準備が出来て迎えた身内の死だったけど、それでもあんだけしんどかったのだから、不慮の事故や事件で身内を亡くされたかたはどんなに大変なんだろうと、とてもとても思います。

うちも父の後輩やら部下だった方達が落ち着いたころに、「偲ぶ会」を催してくれて、母と私を招いてくださり、それ以来毎年忘年会に呼んでくれています。私もだけれど母にそれがどれだけ励みになったかと思うと、すごく年上のオジサマたちがまぶしく思えてなりません。

いえいえ、お役に立てたなら私も嬉しいですsweat01
せっかくの会に、挨拶と言うかなんとゆうか、おジャマしてしまってすみませんsweat01
お悔やみの言葉は、本当にむずかしいですよね。
ダンナ母も昨年末に亡くなりましたが、うちの場合、ダンナ母が現役で仕事してなかったから義理でのお付き合いも少なく、本当に親しい人は、みなさんそっと見守って下さったので本当に有り難かったです。
私も逆の立場になることがあるかもしれないから、この気持ちは忘れないようにしたいなと思っています。

>ちーさん

本当にありがとうございます。ご挨拶にまでいらしていただいて、本当に心を砕いてご準備していただいたのだと思うと、嬉しくって。
惜しむらくは、無精ひげが生えるほど仕事に打ち込んでいらっしゃるご主人にご挨拶できなかったことですね(笑)
今度は母とランチをしに伺うつもりでおります。

>今度は母とランチをしに伺うつもりでおります。

テレパシー力を鍛えてその日をキャッチし、乱入しようと思います。
ランチだって飲茶だって、
中華は大勢の方が美味しいんですってば。本当ですから。

>りーさま

え?ご馳走してくださるの?
悪いわねぇ~♪

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