民謡の効用
日曜日、久しぶりに登戸の教室にかすてらを焼きに行った。かすてらを焼きに行くときは、かなり早めに教室に着くようにしている。なぜなら、かすてらは長時間ひとりでオーブンを独占してしまう為、なるべく他の生徒さんとかぶらないよう、邪魔にならないよう私なりに気を使うからだ。
登戸の教室は有線放送が入っていて、生徒さん達がそろうとチャンネルは、邪魔にならず、ケーキのレッスンの雰囲気を壊さないクラッシック音楽が優雅に流れるよう合わせられるのだけれど、実は先生一人の時間帯は「民謡」専門チャンネルがかかっている。だから、私が早めに教室に着くと、先生の民謡タイムと重なる。
登戸の教室に通って、ケーキの勉強もしたけれど、実は日本酒の飲み比べと民謡の聞き比べのほうが身についたかもしれない。
民謡を聞いていると、そもそもが集団での労働歌でだったんだなぁということが実感される。「だから海(漁師さん)と山(きこり)の歌が多いんだよ」とか「男歌と女歌に分かれるんだよ」とか先生の解説が聞ける。労働歌としての民謡と、その逆に遊興としての宴の時の民謡が生まれた背景について先生としばし早朝の会話を楽しむ。
民謡をバックに「かすてら」を焼く準備を進める。
・・・で、民謡を聴きながらのかすてら修行が結構しっくりくるんです。
すいません。かすてら本体は既にとあるお客様のところへ行ってしまいました。我が家に残っているのは端切れだけです。
端切れだけしかありませんが、近年ではまれな焼き上がり。ようやく自分で納得のいく生地が作れました。焼きの作業もうまく調整が出来、先生に「見切ったな」と言っていただけた「かすてら」でした。
きっとこの先もまだまだ迷い続けると思うのだけれど、少し薄日が差してきた!と思えた出来栄えでした。
民謡が良かったのかも・・・・ね。
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コメント
うどんを作るときにクラッシックを聴かせるとおいしくなるとかいう話を聞いたことがあります。
で、カステラには民謡なのかしら。
祖母がよく聴いていた民謡、この年になってその良さがわかってきまして、ネットからダウンロードしちゃってます
投稿: さんぱち | 2009年11月 9日 (月) 23時54分
今朝拙ブログにコメントを書いているときせんせいのかすてらの事を書いて結局削除してしまったのですが、こちらを拝見しておお~、シンクロしているわ♪と嬉しくなりました。
それにしてもせんせいとお師匠様との関係、素晴らしいですね。
どう考えてもお菓子を習っているとは思えません。
さすらいの剣士が隠遁した伝説の剣使いに出逢って、修行を重ね。。。
今、絶対封印だった伝説剣士の秘技が受け継がれる。。。
みたいな。
見切られたのですね!
尺八の音が聞こえてきました。。。
投稿: シュール・リー | 2009年11月10日 (火) 07時49分
民謡のリズムって、確かに肉体労働の力の入れるタイミングにピッタリ♪
・・・って、カステラ作りも肉体労働なんですね。
考えてみると、お菓子作りって立ち仕事だし
近所のケーキ屋さんが体力の限界・・とか言ってたし
見た目の美しさとは大違いの世界なんだなぁ。
フィギュアとかバレエみたい。
投稿: hirorin | 2009年11月10日 (火) 11時04分
カステラ作りは重労働なのですね。
カステラ節
カステラ追分
カステラ盆歌
カステラおけさ
どれがしっくりくるかしら?
ああ、そのはしっこを民謡聞きながら食べたいわ。
>ケーキの勉強もしたけど日本酒の飲み比べ
すてきです!
投稿: akiko | 2009年11月10日 (火) 16時36分
ぁ、割と民謡好きです(笑
歌とは違うけど、津軽三味線は涙と鳥肌が出ます。
かすてら、見切られたのですね。
今までの積み重ねの賜物なのでしょう。
カルトナージュと交換で端っこのカケラを・・・(笑
投稿: つむぎ | 2009年11月10日 (火) 16時41分
>さんぱちさん
モーツアルトは何にでも効きそうですよね。
私もマダムとのレッスン中に、モーツアルトのCDでもかければもう少し優雅なレッスンができるのでしょうか?
どう思います?(え?マダム相手では無理?)
投稿: にっき | 2009年11月11日 (水) 06時43分
>シュール・リーさん
ええ、今週は褒められたけど、次の週には「どうしたんだ?」と言われてしまう程度のものであります。
その繰り返しがもうここ何年・・・。
3歩すすんで2.9歩下がる(時々5歩くらい下がっているし)蝸牛の歩みざんす。先生の忍耐強さにこそ脱帽です。
投稿: にっき | 2009年11月11日 (水) 06時46分
>hirorin
多分、かすてら作りは他のケーキとはちがって細かい作業ではないので、肉体労働歌でOKなのかも。
「かあちゃんの為ならえ~んやこ~らっ♪」という節でも充分いける。
投稿: にっき | 2009年11月11日 (水) 06時50分
>akikoさん
多分労働の質から言って「かすてら節」が一番合っている気がします。
先生のところには何故か全国の日本酒が集まるので(単に生徒達が旅行先やら自分の故郷から送るからなんですが)柿ピー食べながら、「これは高知の酒だから鰹のように脂ののったしっかりした肴に合う」「こっちは日本海側の酒だから繊細な白身の魚が合う」とお話を聞いて、その肴を想像しながらクピ~っと立ち飲みするわけです。
「民謡」「日本酒」「落語」・・・多分、教室に通って得た知識は「ヨーロッパのお菓子」とは縁遠いものばかり・・・。(先生はちゃんと人を見て知識を授けているので、他の人はきっと華麗なヨーロッパのお話を聞いていると思います。)
投稿: にっき | 2009年11月11日 (水) 06時59分
>つむぎさん
多分ぜんぜん「見切って」いないと思います。最近は数をこなせていないから。(教室になかなか行けないので)
三味線は民謡などでは叩く(バチでひく意味)けど、遊郭などで唄われる小唄、端唄では、お隣のお部屋に響かないように「爪弾く」ようになったとか、そんなお話もこの日に先生から伺いました。
子供の頃、実家の向いが日舞のお師匠さんの家だったので、三味線の音(爪弾くほう)は自然に耳に入ってきた音でした。
投稿: にっき | 2009年11月11日 (水) 07時05分
>私もマダムとのレッスン中に、モーツアルトのCDでもかければもう少し優雅なレッスンができるのでしょうか?
→ずばりお答えしましょう
モーツァルトでさえも、おふたりの漫才の出囃子にしかならないと思います!!
投稿: さんぱち | 2009年11月11日 (水) 12時57分