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一杯のコーヒーが繋ぐ縁

私の作ったケーキに、カフェ・ハンズのマスターが合わせてくれたコーヒーは「ハイチ」だった。3月の試食会の為の試食会でのことで、その3日後にハイチの国を大地震が襲った。

あのコーヒーを飲んでいなければ、もしかしたら、地震の悲惨さに心を痛めてもこんなふうに「なにかしなければ」という気持ちにはならなかったかもしれない。そしてその一杯のコーヒーを飲んだ責任みたいなものに、小さな一滴を垂らしたのはやはりカフェ・ハンズのマスターとママで、ハンズさんはすぐにハイチの売り上げの10%の寄付をかかげた「ハイチ地震チャリティ」を始めた。

私にはあまりお金がないので、募金といってもたいした額は出来ない。そういう場合は無い知恵を絞るに限る。後日、うちのオープンレッスンにいらしたちーさんが、私と同じように考えていたことを知って、「二人ともおんなじこと考えてたんだねぇ。」と笑ったのだけれど、お金が無ければお金に換わるものをなんとか産み出せばよいわけで、ちーさんは自作の素敵な消しゴムハンコを使って、素敵なハガキを作って、それをお客様に買っていただくことでお金に換えて募金した。

さて、私が得意なのは当然お菓子を作ることで、手間を惜しまず作ることだけが取り得みたいなもんである。

そんなわけで、カタギのお仕事をしている代官山の事務所内で、上長の許可をもらって、「勝手にハイチ支援、焼き菓子バイキング」を開催させてもらった。

Cimg3712_2  ←クリックすると大きくなります。

事務所に常にいるのは大体10名前後なので、そんなに数を作ってもきっと余るだろうと見越して、専従以外の役員も集まる会議の日を2日目にあてて開催。

ルールは簡単、焼き菓子1個、100円プラスα。つまりα分を寄付として考えてね、ということで、美味しかったら多めに寄付して、という御願いもしておいた。不味ければお金は1個100円しかいただけないので、これはこれでしっかり私にとっては武者修行も兼ねている。

最初は売り上げ金は赤十字に、と思っていたのだけれど、ここにきてハイチの子供達が本当に危機に面しているという報道がされているので、まずはユニセフにがんばってもらおう!ということで全額をユニセフに募金することも告知。

今日、28日にちょうど食べ頃になるように、1週間寝かさないと美味しくならないものから作り始め、昨日の夜に最後のロールケーキを焼いて本日、10時にOPEN!(といっても私も仕事しなきゃいけないので、単に休憩室にセットしただけデス。)↓クリックすると大きくなります。

Cimg3711_2

全部で6種類。それぞれの商品説明も手書きのPOPをつけて籠に満載にしておいた。持ち帰り用のビニールの袋も準備して、奥様やオチビさん達へのお土産としても買っていただけるようにしてみた。

Cimg3716

多分職人の山さんが小学生だったころはこんなだろうという、可愛いイラストがみつかったので、雑誌から切り抜き、貯金箱に貼り付けて、愛嬌も出してみた。

(なにせ日頃、当の本人には愛嬌というものが全く無いから、こういうときに苦労するわけだ。)

おかげさまで、予想を上回る盛況ぶりで、このチビの貯金箱ではお札が入らない(取り出しにくかろうと言われた)と、すぐに大きな箱が用意され、二日間の予定だったのに1日でほぼ完売状態。(用意した焼き菓子は80個はあったはずなのに)今日のお休みだった人(許可を出した上長その人も会議で不在!)への、ほんの申し訳程度にお菓子が残っただけで、企画・実行した本人としては本当に嬉しい結果になりました。

うちの事務所の珈琲倶楽部のマスターに「いや、ヤマダさん、本当に実行力あるよね。フットワーク良いよね。」って褒められて、その時は「いや、組織じゃなく個人だから動けるんですよ」って言ったけれど、でもあとからちょっとちがうな、と思った。

私だって個人でこんな勝手な募金活動をやって大丈夫だろうか?とか逡巡する気持ちもあったけれど、絶対にYUKA姐さんは支持してくれる、珈琲倶楽部のマスターも喜んで買ってくれる、そういう安心感があったからこそ一歩踏み出せたんだな、と思った。やってみれば、開催予告の回覧をまわした直後に注文書を書いてよこしたpirokoちゃんや、「最近競馬でもパチンコでもウハウハでさぁ~」とまだお菓子がないのに財布を広げたkida君やら、みんな気持ちの良い奴ばかりで、なんだか私のほうが幸せをもらっちゃった。

ハイチの子供達が大変なのに、それなのに、私の方が幸せを貰っちゃって、それがなんとも心苦しいのだけれど、少しでも役に立てばよいので、月曜日に郵便局からユニセフへ送金しようと思います。

そんなわけで、ハンズのマスター&ママ、お二人の蒔いた種が、ちょこっとだけど芽をだしたかもしれません。

カフェ・ハンズのマスターが淹れているのはコーヒーだけじゃないのよね。コーヒーの最後の一滴に託されているのは愛だね。愛!

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素敵なこと」カテゴリの記事

コメント

ひゃあ、こちらにも迅速な実行力のある方が!そして素敵な職場ですねー。イギリスだと、職場でチャリティ募金がありすぎて、「また?」みたいな感じになることもあるのですが、この焼き菓子方式なら皆大喜びすると思う。何かの機会に私も考えてみよう…といっても、焼き菓子がつくれない…むむむ

チャリティが大盛況で何よりです。
そしてハンズのお店のこともご紹介くださいましてありがとうございます。
今回のチャリティの反響が大きいことに私自身も驚いています。
昨日も、コメントを書かれている倫敦さんのお友達の方から
通販でハイチのご購入がありました。
世知辛い世の中ですが、あたたかい人たちがまだまだまわりにいるとをうれしく思います。

>倫敦さん

倫敦さんの得意分野なら、「募金して。その代わりあなた(もしくはあなたの子供さん)を主人公にしたショートストーリを書いてプレゼントするから」っていうのはどうでしょう?
焼き菓子作るのより何倍も時間と才能がいると思うのだけど、誰にでも出来るっていうもんじゃないと思うのよ♪

>ハンズさん

ハンズのお客様にお店も本当に支えられているのですね。愛されてますね♪マスターもママも!

いい話だぁ・・・ ToT ToT ToT ToT ToT

今日会社に差し入れでたくさんいただいた"たいやき"をみんなに売って募金すればよかったなぁー(←それじゃサギ?)

>akikoさん

タイヤキの元締めですか?
akikoさんの場合は、美味いお酒を入手して「アタシがお酌をしてあげるんだから1杯1000円!」と募金を募るのはいかがかと・・。

ああ、そのうち売り手も買い手も、酔っぱらってなにがなんだかわかんなくなっちゃうか(笑)

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