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夏休み(その2)

私達が通っていた高校には、J大の助教授だか講師だかが講師として日本史を教えていました。A先生の専門は古代史で、「稲の道」なるものを研究していたらしく、とにかく古代史ばっかり・・・・。1,2学期丸々かけて古代をやり、3学期に一気にそれ以降を駆け足でやる、という、本当にマイペースな授業をしてくださいました。

まぁ、呑気な時代の呑気な学生ばかりがそろった学校だったので、その授業スタイルを先輩達から話に聞いていたこともあり、誰も授業の進みが遅いだの文句を言うことも無く、楽しく先生の講義(古代への妄想含む)を受けておりました。

先生は希望者を募って、自分が携わっている遺跡発掘調査現場(鎌倉とか)に引率することもあり、私の友達、登美枝ちゃんもその通称「墓掘り」に熱心に通ったクチであります。登美枝ちゃんの古代史熱はそれ以前からだったとは思うのですが、A先生と出会う事で一気に花開いたのだと思います。なにしろ高2で、ホームルームの時間50分をかけて「甕棺墓」についての講演をやってのけた人です。

その登美枝ちゃんがご主人の転勤で博多に赴いたのは、天の采配ではなかったのかと思われます。卑弥呼のいた邪馬台国があったとも云われる九州にあって、福岡県は遺跡の宝庫。登美江ちゃんもご主人の転勤で沖縄に一時移るまで、県の教育委員会の末端に属し心おきなく通称「墓掘り」を堪能できたわけですから。

そんな素敵な友達、登美枝ちゃんがご主人の3ヶ月出張に便乗して短期赤坂暮らしをするというので、久々の再会を果たしました。彼女だって大学は渋谷近辺だったし、社会人のときも山の手線内に通っていたのだけれど、さすがに最近のお店事情には疎い、ということで代官山通勤のワタクシが店選びを任されました。

自慢じゃないけど、代官山でなじみの店は郵便局とローソンとセブンイレブンだというワタクシ。代官山から恵比寿に向かう道だってごく最近やっと理解したというレベルです。ネットであ~でもない、こ~でもないと検索をかけて何店がピックアップしていたのですが、結局、当日彼女を迎えに恵比寿駅までむかう途中で見かけたイタリアン・バルが手頃そうだったので、あっさりそこに決めました。

恵比寿駅から代官山に向かって5分程度のところにある「APERITIVO」というバル。最初はスペインバルだと思ったのですが、帰ってきてからネットで見るとイタリアン・バルだそうです。まぁ、飛びぬけて美味しい、とかCPが良いとか、サービスが素晴しいとか、そういうことではないのだけれど、ここらへんまでくると、駅前の喧騒からは逃れられるし、1Fのカウンターでピンチョスをつまみながら気の置けない友達とおしゃべりするにはちょうど良いお店でした。そこそこ飲んだけれど、一人5000円内で納まったし、私にとっては気楽にカウンターでお酒を注文できて居心地は良かったです。わざわざ遠方から訪ねてくるほどのことはないけれどね。

この日はなにしろ、私が結婚前に博多出張へ行った際以来の再会だったので、つもる話もあったわけです。登美枝ちゃんもストレートパーマかけて髪の毛が真っ直ぐだった以外は、外見も中身も変わらず。相変わらずさっぱりとした気持ちの良い人です。この年齢になると悩みどころもだいたい同じで、「やっぱり大人って大変だよねぇ」なんて云いながら「その一番安い白ワイン、もういっぱいお願いしま~す」とお酒を飲んでいると、「やっぱり友達って良いよねぇ」としみじみと登美枝ちゃんが言ってました。

翌日貰ったメールに「帰り道、ノリコにはまた明日会うし・・・」って無意識に思ってたって書いてありました。それを読んでちょっとせつなかったなぁ。

「また、明日ね♪」って言い合えた学生時代は、やはりかけがえのない幸せな時代だったんだなぁと思った次第です。

脈絡のない話になってしまいましたが、羊不在の私の夏休み中、唯一の夜遊びはこんなノスタルジックな想いにかられた一夜だったわけです。

登美枝ちゃんへのお土産にはコレを焼きました。

アーモンド粉が小麦粉よりもバターよりも多い配合で焼く、マーブルクグロフです。

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薄く切って、ちまちま食べるのが美味しい。厚く切ると味が野暮ったくなる、と私はなぜか思い込んでいます。(単なる貧乏症か?)

登美枝ちゃんは来月にもやってくると言っているので、次回はコチラのお店に行く予定。ここは二人の共通のとても仲の良かったゆかちゃんのご主人のお店です。また、このゆかちゃんという人が「レッドツェッペリン」のファンクラブ会長だったというロックな人で・・・。また来月の再会が今から楽しみです。

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コメント

時間は無限にあると思っていた、というよりも人生の終わりについて考えたこともなかった学生時代。なつかしいです。

「カメカンボ」という言葉を読むのも久々です。なつかしい(笑)。

たしかに・・・ピンチョスって言ったらスペインバルだと思っちゃう。 こういう軽く飲んで食べられるお店ってちかくにあるといいね~。 なんて、私は軽く飲んで食べるなんて無理なんだっけ。

お店のHP見ましたけどサンダニエーレが食べたい~~~

会社が代官山や恵比寿にあったらお財布がいつだって空っぽになりそうだなぁ。

今度羊さんがいらっしゃらないときは是非誘ってください~

ずーっと会っていなくても、会えばすぐに同級生に戻れる。
やっぱり学生時代の友達は良いなぁ。
とブログを読みながら思いました。

>「帰り道、ノリコにはまた明日会うし・・・」
私もいつもそう思います。
久しぶりに会っても、昨日まで毎日会っていたみたい。
当分会えないかも知れないのに、明日も今日の続きができるね、って無意識に思う。

これ、なんなんでしょ?!
学生時代の友人(女友達限定なのは、ずっと女子校だったせい?)にのみ発現するのです。
とても幸せなことだ、ということはわかるのですが、不思議です。

>レフアさん

本当にねぇ。お気楽だった時代が懐かしいです。ま、今も3日先のことにまで思いがいかないその日暮らしなんですけどね。
カメカンボ=甕棺墓といっぱつ漢字変換できたので驚きました。

>akikoさん

私は蕨のあのお店が近くにあるほうが、数十倍嬉しく、便利で、そして危険だと思います。
代官山あたりだと、自分が浮いてしまう店がほとんどで、お財布の危機は免れております。
ふら~っと入ったお店だったので、2階だと食事が出来るとは帰ってからHP見るまで気付きませんでした。私は1階で十分だなぁ。

>hiroさん

ワタクシ達のあの学校は、決してブランドお嬢様学校にはなれない気楽さが、風通しの良い校風を作っていたようにも思います。
見渡せば、同級生達はみな、てんでばらばらの進路に進み、ユニークな人生を送っているようですよ。

>さばさん

うん、不思議な感覚だわよね。無意識にず~っと繋がっているって思ってる。
卒業式の帰り道、閣下に「じゃぁね~」って言いながら、「明日からは毎日会わないのか・・・」ってすごく変な気持ちがしたことを今でも思い出します。

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