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「秋のかすてら会」顛末

日曜日に行われたかすてら会秋の品評会は、私を含めた3人の名人位タイトルホルダーと、無鑑査の1名の4名がそれぞれ目視のみで1品を選び、その後会員全員で試食を伴う審査をしてそれぞれが1票を投じるという形で1位から3位まで決めるという審査方法でした。

つまり、全員の投票で選ばれた1位、2位、3位と、私達名人位が選んだ4名、バラバラなら7名が表彰対象になるわけですが、先生の真意は名人タイトルホルダーたるもの、他のメンバーが誰も選ばないようなものを選ぶなんていうことがあれば、「それはかすてらを見る目がないってことだ。タイトル返上しろ~!」ってなわけであります。

回を重ねるごとにどんどん各人のレベルがUPしていて、どれをとっても恥ずかしくないかすてらぞろいだった今回、ある意味「どれを選んでも申し開きが立つな、こりゃ。」とちょっと安心したのであります。目視のみで選ぶ・・・というと難しそうと思われるかもしれませんが、通常の審査の時でも全部を食べてたのではお腹が膨れてしまうので、目視で選んだものの中で迷ったときに試食するくらいです。

3品まではすぐに選べたのですが、その3品の中からどれを選ぶか・・・そこからは自分がどういうかすてらを目指しているか!で分かれたような気がします。

蓋をあけてみれば、投票で選ばれた1位、2位は同点。つまり1位2名と3位1名という結果で、私が選んだのが1位のお一人。もうひとりの名人が選んだのが1位のもう一人の方。あと無鑑査審査の人が選んだのが3位の人でありました。

や~れやれ、と胸をなでおろしたのは審査した私達のほうであります。私が迷った3品のうち2品はやはり1位の人のものと、あと惜しくも4位になった方の作品でした。で、自分が選んだかすてらの作者は、私が今の生地の作り方にかえたきっかけになった人だったので、自分自身でもとてもとても納得!ちゃんと彼女のかすてらを選べてよかった!

そこからいつもの懇親会に移っていったわけですが、隣合わせた会員とおしゃべりするうちに、「どうしたら先生に教えてもらえるのか?」等言われ困っちまいました。彼女はがんばっているのにいつも上位に食い込めなくて多分焦りがあるのだと思います。

「しばらく焼くなって先生に言われているんだもの・・・。」とも言ってました。

先生はたまにあまりにかすてらにのめりこんでいる人がいると「しばらく焼くな!」と命じることがあります。私も一時期、ずっとずっとかすてらを焼いていたので、いつそう言われるかとヒヤヒヤしていたのですが、結局一度も言われることなく此処まできたわけです。

人によって性格は様々なので一様にはいえないのですが、物事に真剣に取り組むのは素晴しいことだけれど、それと「執着すること」とはちがうことなんだろうなぁと思います。距離感の取りかたなんでしょうね。多分、かすてらに執着しはじめると、先生の「焼くな」命令が下るような気がしてなりません。

また先生のスピーチの中で「模から離、そして創へ移ってほしい」という言葉がありました。つまり、まずは先生の模倣からはじまって、それである程度の形を作ったら、そこから一端離れ、自分自身のかすてらを創っていってほしい、ということです。多分私達は今、「離」の時期にあたるのでしょう。だから彼女には「先生には教わってないよ~。どちらかといえば今日みたいな会の時に聞く他のメンバーの話の中にヒントがあったりするよ」と言ったのですがわかってくれたかな?

審査側にまわっていながら、名人位タイトルホルダーたちはしっかり自分の作品も一段高いところに展示しなくてはならず(これがどれほどプレッシャーか!)、かつ審査自体にも相当なプレッシャーを掛けられ、あまつさえ自分が選ぶ人には自分で賞品を買ってこなければならず、かくして懇親会では隣人の涙にうろたえ、もうね、本当にタイヘンナノヨ。

お疲れ様、アタシ。

「かすてらは真剣にされど朗らかに焼くべし」。これに尽きます。

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コメント

「守破離」の法則って
武道じゃなくてもよく言われますけれど
まさしく、カステラもそうなんですね。
奥深いですねぇ。。。

シンプルな外見であるだけに、いただくと「わーい」と
それこそ手づかみでぱっくりいただいちゃいますが、
もっとじっくり味わおうと思います・・・・。
でも、せっかく美味しいものですから♪食べる方も
真剣に、されど朗らかにいただくべし!ですね(笑)

お疲れさまでした。
毎回会の内容もグレードアップして
せんせいが越えねばならぬハードルも
高くなってゆきますねぇ。

執着と集中の違いって
確かにあると思います。
せんせいのお隣さまへのアドヴァイス、
いつかきっと伝わりますよ。

先だってわざわざお手配下さったおかげで
我が家もようやく全員(実家の両親も含め)
せんせいのかすてらを口にすることが出来ました。
『朗らかに』という言葉とその意味、
あのかすてらの味とともに
肩に力を入れず、でも肝に銘じてゆきたいです。

>chikonokoさん
こちらにもお出ましいただき感謝です。
なに、食べる側はおおきな口をあけてぱっくり食べていただければ本望ですよ♪
でもなにを食べるのでも「朗らかに」っていうのは大事だわよね。

>シュールリーさん

いや、なにごとも大変だってぇことです。
今回一番大変だったのは、景品を買いに自由が丘の某紅茶屋さんに入った時ですね。
自由が丘マダムに交じって職人山さんの浮いてたことったら!
こんど一緒に化けて行ってみませんか?
お紅茶とおマカロンでいったいいくらするんだろうか?

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