フォト
無料ブログはココログ

« 「秋のかすてら会」顛末 | トップページ | おすすめ »

駒沢 ひろの亭

先日のレッスン時にこちらのマダムはアタクシのことを「ザルどころかワクなんざますのよ~」とレッスンにいらしてまだ日も浅い生徒さんに訴えていた。

ひどい誤解である。

私はザルのようにお酒に強いわけではなくて、酔うまで飲まないだけのことだ。理性派飲兵衛と呼んでください。そしてなにしろワガママだから、お酒は好きだけれど、酔っ払いは嫌いなので、相手が酔っぱらいそうになると強制的に終了してしまう、もしくは自分が退散してしまう、自己中飲兵衛でもあります。

さて、そんな私にとことん対抗できる御仁が現れました。

な~に、また博多から登美枝ちゃんが上京してきたのだ。彼女のご両親のお引越しという一大プロジェクトが控えているので、ここのところひんぱんに上京してくるのだ。

そして、今回は私達の旧友ゆかちゃんのご主人のお店「駒沢 ひろの亭」でゆっくり飲もうね、ということになったわけです。この「ひろの亭」、以前は駒沢公園の交差点を曲がったちょっと奥にあって、当時は本当にこじんまりとした居酒屋さんだったのだけれど、ラーメン屋さんの空き店舗の物件が出て、ラーメン屋兼居酒屋という不思議な業態の店として表通りで再オープンしたのだ。

居酒屋さんの時は会社の元上司を誘ってみんなで飲みに行ったり、羊とお邪魔して、美味しい料理を堪能していたのですが、ラーメン屋さんになってからは「ラーメン屋さんで長居はわるかろう」と思い込んで、足が遠のいていたのだ。

でも高校卒業以来ゆかちゃんに会ってない!と登美枝ちゃんが言うので、ではでは久々にお店に伺おうということになったわけである。

で、ネットで見ると、なんだかラーメン屋さんとしても居酒屋さんとしてもやたら評判が良いではないの!ま、そんな評判とは関係なく楽しく飄々とご商売を続けているんだろうなぁと思っていたのですが、どうも夜ならばラーメン屋さんというより以前のような居酒屋さんとしての使い方が出来るようなので、すっかり安心して予約いたしました。

このお店のご亭主(ゆかちゃんのダンナサマ)はまことに朗らかで、おおらかで、気持ちの良い人で、以前の常連さんが「トトロの猫バス」と評したのも頷ける、ま、猫バス似のご亭主です。で、ゆかちゃんがちょっとシニカルなかんじの人なので、なかなかスパイスが効いた組み合わせであります。ちなみにゆかちゃんはレッドツェッペリンのファン倶楽部会長という輝かしい過去を持つロックな女性です。

この二人だけでも十分魅力的な店なのだけれど、ここで供される酒の肴の旨いこと!だいたいここの猫バス似のご亭主は車を持たない。それでどうやって仕入れをしているかというと自転車にまたがってあちらこちらと仕入れに回る。そこらへんとタラタラと走っているわけではなく、この日も「横須賀まで行ってきた」とこともなげに言っていたので、推して知るべし。そんなわけで仕入れにも手を抜かないし、もちろん調理にも手を抜かない。「普通のことを普通にやっているだけだけど、今、その普通のことをみんなしないからねぇ~」とゆかちゃんはアツアツの揚げだし豆腐を運んできながら言っていた。この揚げだし豆腐がもうアツアツだわ、ほわほわだわ、幸せが衣を纏って揚げられてきたか、という代物なのだけれど、それも「ほら、いま揚げたばっかりだから。美味しいハズなのよ~。」とさらりとゆかちゃんは言う。

博多で美味しい魚を食べなれている登美枝ちゃんをも唸らせる鯵の刺身や、甘い甘い烏賊の唐揚げやら、特別に凝ったものではないけれどどれもこれも美味しい肴が次々と並ぶ。これでお酒が進まないはずがない。

お酒もここは美味しい。確か以前の居酒屋の時は造り酒屋さんたちの東京での集まりの二次会の場所になっていたくらいだから、ご亭主の日本酒の選び方も間違いがない。でもご亭主は下戸。下戸だからこそ、お酒に飲まれずに選べるんだよ~とはこれまた奥様であるゆかちゃんの弁。いくつか試して、最後にここの「ひろのの酒」というお店が選んだハウス日本酒をいただいたら、それが一番ぴったりした。「な~んだ、これがいいじゃない!」と登美枝ちゃんと言い合う。

「それにしても二人とも強いねぇ~」とゆかちゃんに言われるころになって、ハタと私も気付いた。登美枝ちゃんの顔色がまったく変わっていない。博多っ子を甘く見ちゃいけないよね。(もう20年以上、博多に住んでいればれっきとした博多っ子だわ!)こんなザルに付き合っていたらたいへんなことになる~!!とほぼ無理やり〆のラーメンを二人で1杯頼んで終えたが、危ないところだった。

そしてこのラーメンが!!!ラーメン屋さんだからラーメンが美味しいのは当然だけれど煎り酒ラーメンというここの一押しのラーメンが誠に飲んだ後の〆にぴったりで、スープがさっぱりしていて美味しいのはもちろん、麺の固さがちょうどぴったりで、納得の一杯でした。

ここは居酒屋さんとしてわざわざ遠征するに足るお店だと!友人の店だから当然割り引いて受け取られるでしょうけれど、行って間違いはないので強くお勧めしておきます。ただし、人気のあるお店なので居酒屋としてゆっくり飲みたければちゃんと予約して行かれることをお勧めします。定期的に落語家さんを招いての落語会が開かれるので、いつかさんぱち先輩でもお誘いしたいところです。

ちなみに良いお酒を美味しい肴で楽しい仲間と楽しい話題で飲んだ場合は決して悪酔いしない、というのがワタクシの持論です。
それが証拠に翌朝、ワタクシ、いつもどおり5時に起床してパソコンにむかってサクサク仕事をしておりました。

それを以って、ワタクシのことをザルだのワクだの言われることは心外デスワヨ。

« 「秋のかすてら会」顛末 | トップページ | おすすめ »

「お酒」カテゴリの記事

コメント

自分の足で仕入れにまわるっだけで大いに期待膨らみます。
当たり前のことかもしれないけど、なんせ、電話注文で済ませてしまう高級寿司店もあると聞きましたから・・・。

ラーメンもかなりおいしそう!ワタシきっと好きな味です。
落語会の時にぜしとも、遠征隊に加わらせてください。

そしてここ重要。テストに出ます

>良いお酒を美味しい肴で楽しい仲間と楽しい話題で飲んだ場合は決して悪酔いしない、というのがワタクシの持論です。

おっさる通り!
いちおうお聞きしますが、楽しすぎて、次の日なんも覚えてないというご経験は?

あ、ゼッタイにせんぱいじゃないから。

>さんぱちさん

>楽しすぎて、次の日なんも覚えてないというご経験は?

お勘定も全て忘れてかまわなければいいんだけどねぇ。
ねぇ、本当に記憶って無くすものなんですか?

さんぱち先輩の「せんぱい」はホラ、ねずみ先輩みたいなもんだから!

>ねぇ、本当に記憶って無くすものなんですか?

はい、無くすものです(きっぱり)
たまに、本当は覚えてるんだけど
「ええ~、アタシそんな
アホなことしたの?全然おぼえてない!」と
シラをきるときもあります。おすすめです。

>さんぱちさん

まるで国会尋問時の政治家のようじゃのう~。
確かに便利!

はじめまして!
ひろの亭に行こうかどうしようか迷って
ネットで検索していたところ、こちらにたどり着きました。

というのも、「居酒屋」メニューが楽しみで行きたいのではありますが、
日本酒がどんな感じなのかなぁ?!
と。
銘柄などは、覚えてらっしゃいますでしょうか?
もし良かったら一つくらいでも教えていただけるとありがたいです(>_<)!!

>まき子さん

こんにちは。
ひろの亭、美味しいですよ。
でもじっくり良い酒を味わう、というよりもっと気楽に楽しんでほしい、というコンセプトの店だと思います。
銘柄・・・今となっては全然覚えてません。すいません。
ただ、いわゆる「越の寒梅」だの「菊水」だのというメジャーなお酒の品揃えではなく、店主が「良いな」と思ったものが置かれているのだと思います。
なにしろラーメン居酒屋という不思議な業態。
構えて行くというより気楽にどうぞお出かけ下さい。開店直後だったら予約なしでも大丈夫だと思うので、まずはラーメンと餃子で偵察っていうのもアリだと思います。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/269490/36891305

この記事へのトラックバック一覧です: 駒沢 ひろの亭:

« 「秋のかすてら会」顛末 | トップページ | おすすめ »

2016年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30