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かすてら名人戦顛末記

怒涛のような3月は、ブレーメンでの婚活イベントでケーキを教え、カフェ・ハンズさんとのコラボに燃え・・・週末ごとに押し寄せるご注文をこなし・・・・そしてなにより登戸の教室で開催される春の品評会、(今年は「名人位」をかけての名人戦)の為のかすてらの焼きこみがあったので、本当に息つく暇なんかありゃぁしませんでした。

実は今年は再度、名人位を狙えるんじゃないか、と思っていたんです。それくらい安定して良いのが焼けておりました。それが・・・名人戦半月前に、先生が「こういうやり方もあるんじゃないか」とおっしゃって、ありがたいことに新たな視点での「かすてら」作りを伝授してくださいました。

「篁流かすてら」にはベースの焼き方がもちろんあるのですが、それが常に前進している、というか先生ご自身が「こうすればどうなんだ?」という試みをされて、それが研究会のメンバーに浸透して、ずんずんと良いかすてらになってきているのです。

さらに良いかすてらを目指して・・・。

大概はその季節にあわせるとどうなんだ?というところに先生の視点もあって、冬場の卵の粘着性の強さをどう処理していくか(泡切りがスムースに行えるようになるためには?)が、今回の課題であったようで、「卵の気泡は熱が加わると(ある一定以上の温度)消えやすい」という点に着目したものでした。

こんな視点、申し訳ないけど、私たちにはまだ到底行きつけない領域です。先生に説明されると「はぁ~。」となんだか納得するレベル。

「さぁ、じゃぁ、やってみよう!」と先生がつきっきりで教えてくださったのが名人戦の2週間前。
名人戦まで自分一人ではこの焼き方はやってませんでした。でも名人戦の為の焼きこみは一切先生のアドバイスはいただけない決まりになっています。

焼き方を変えた時点で「ま、今回は無理だな。」と悟ってはいたんです。案の定、一人で焼いた1枚目は、「このかすてらを抱えて、出来れば大川に飛び込みたいわ。」という出来。かすてらにもなっていなかった代物を焼いちゃいました。名人戦は一人2枚までは焼成可能だったので、無理を言ってそれからもう1枚焼きました。

ちゃんと「かすてら」にはなったけれど、到底勝負できるものではなく、案の定、品評会では撃沈。ただし、今回は皆さんの出来があまりに良くて、評が割れ、5代名人は選定されず、来年に持ち越しとなりました。

そんなこんなで名人戦は終わったのですが、結果、私としては続けて一人で新しい焼き方で2枚焼き、ちゃんと失敗したことで、どこが悪かったのか、自分自身の焼き方としてものにするにはどうすれば良いのか、そのアプローチ方法がわかった気がしました。(負け惜しみじゃないのよ~!)

品評会が終わると「かすてら」を練習しにくる方は、ガタンと減ります。なので、日曜日は私一人のレッスンでした。私一人のレッスンの時は先生は有線のチャンネルをBGMミュージックには変えずに「民謡チャンネル」のままで通します。

2時間、みっちり各地の民謡を聞きながら、かすてらを焼いてました。時々先生に「この歌、どこの民謡ですか?」とか「○○音頭っていうのは、踊りがつくことが前提ですか?」とか「きっちん、きっちんっていう掛け声は何のことですか?」とか民謡に関する質問をしながら・・・。

それでもって焼けたかすてらがコチラです。

120401


「これがどうして名人戦の時に焼けないかなぁ~」とは先生のお言葉。

「そりゃぁ、無理ですよ・・・」と答えておきました。

そんなわけで、ようやく新しい焼き方をものにしつつあります。4月は 2名様のご予約が入りましたので、あと3枚分、2枚分ご予約を承ることができます。

4月はわりあいと落ち着いてかすてら作りに取り組めそうなので、日にちの指定はご容赦いただいて、単に良いのが焼けたらお送りします、というゆるいお約束でかまわなければ、お申し出ください。

因みに、私が聞いていた民謡の中での「きっちん、きっちん」という掛け声(合いの手?)は「木賃、木賃」だそうで、木こりさんの手間賃のことだそうです。

いやぁ、登戸は本当に勉強になるケーキ教室です。

これからは「木賃やまだ」にしようかな・・・。

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「かすてら」カテゴリの記事

コメント

むむむ、写真で見る限りこれまでの「かすてら」とは別物のような。
前進するためには失敗することが必要なんだと私も日頃思い知らされています
新生かすてら1枚よろしくお願いします

>焼き菓子フリークさま

いつもありがとうございます。
今までのかすてらと別物に見えるのはカメラのなせる業でございます。
外見上はさほど変わらずですよ~。

ただ、気泡の立ち上がりが下から上にむかって徐々に大きくなる(口どけがよくなる)ようにはなったようです。
私、失敗するために毎度、品評会に出している気がします・・・とほほ。

カステラに対する情熱、ブログを読むたびに感じます。

失敗は絶対した方が良いですよ。
はじめから成功してしまうとそれ以上良いものが出来ないから。
失敗したからこそ「次こそは・・・」と工夫を重ねられるのでは?
なんて、私が失敗するたびに自分に対して言い聞かせている言葉なのですがbleah

お手配下さったのはもしや、
この、ネオかすてらでしょうか?
深くこうべを垂れて感謝しております。
ありがとうございました!!
一段とすっきり、きりりと男前でした。
この世界、本当に奥が深いのですね。
私もようやくガナッシュの失敗が分かってきたような。
今週末また作れるかな。。。

>hiroさん

そう、失敗はしたほうが良いです。
ただ・・・肝心な時にはしないほうが良いに決まってマス・・・(泣)
私の場合、そこが問題なんです。とほほ。

>マダム

そうなの、いきなり送りつけてごめんね♪
焼き色がもう少し強くつければ良かったかなぁ・・・というかすてらでしたが、
口どけは良かったでしょ?
かすてら食べて、いまのうち体力温存しなはれ。

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