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限界!

うちの母は洋裁、編み物なんでもこなし、私と姉は子供のころから手作りの服や手編みのセーターを当たり前のように着ていた。

手先が器用、というのももちろんあるのだけれど、「製図」とか「記号を読み解く」とか平面のものを立体に置き換えられるとか、そんな能力も優れているんだろうなぁと思う。

その母をして「私、手芸はやる気にならないの」とずっと昔っから言っていた。そうはいってもバザーに出品するエプロンにはレースを編んで作った綺麗なお花の飾りを付けていたし、私達の夏のワンピースには細かいスモック刺繍が施されていたし、何かの仕切につかっていた布にもステッチ刺繍がされていたし、そうした細かいことができないわけじゃないと思う。

多分、「手芸」を決して否定していたわけではなく、自分の領域に手芸的なものまでも必要ない、とどこかで線引きをしていたのだと思う。平たく言えば「そこまではアタシの仕事じゃない」っていう宣言かな?

さて、このブログを読んでくださっている女性は当然知ってらっしゃると思いますが、今、世の中には「アイシング・クッキー」なるものが流行っております。(これを知らない男性諸氏はネットで「アイシング・クッキー」と検索して、勝手に自習してください。)アイシングクッキーだけでお教室がいくつもあって、人気のあるところでは順番待ちの状態だそうであります。

昨年あたりから、うちのレッスン生の中でも「単発のお教室へ行ったけど、一回で出来るもんではないですよね?」という声もあり、「とっかかりのところだけで良いから教えてくれません?」と言われて、私は逃げ回っていたんであります。

トーストにキュウリをのせて食べているような奴に、あのスイートな世界を再現しろというのが土台無理!人を見て、そういうことは言ってほしい・・・と思っておりました。

でも「美味しいクッキーが前提で、アイシングをやりたい」という申し出があり、あんまり逃げ回っていても申し訳ないので、8月のオープンレッスンの一環でだったらやりましょうか?とちょっぴり態度を軟化させてみました。

今のアイシングクッキーって色素も色とりどりあって、私のようにコルネなんか作らなくても買えばそれ用の口金もありそうだし、まずは道具を揃えましょうみたいなところから始まるみたいです。でもそれでは敷居が高いなぁ、とか、始めてみたいんだけど、まったく知識がなくて・・・という人の為の講座なら良いかな?と思ったわけです。

あくまで、美味しい本格的なサブレを作ることが主眼で、その2番生地をつかってちょっと可愛く作りましょうか?みたいな?そして、ここらへんが私の限界。

本でみた可愛いアイシングクッキーは私にはどうしても無理!否定しているんじゃなくて、私が作ることが無理!なんだかわかんないけど無理!

これはもう、手芸を拒否した母のDNAとしか言いようがない。

なんだろうね?コレは。このガンコさは。ご先祖様達が墓の下から声をそろえて「無理!」と叫んでいるかのごとくに抵抗感がある。

オープンレッスンで取り上げる本命はコレ

サブレ・オ・シトロン

20130623ac_2


まん丸いお月様のようなサブレ。アーモンド粉も入った上等な生地を焼き上げて、アプリコティして乾かしたら、レモンのグラスを表面に塗り広げて、高温のオーブンで乾かします。グラスが固まってカリンという硬質な音がしそうな仕上げです。

サブレ・オ・フレージェ(←で、良いのかな)

20130623bc

こちらは生地にフリーズドライした苺の粉(?)を混ぜ込みました。アプリコティもグラスも苺に合わせてちょっとピンクに染めました。

で、これらを取ったあとの二番生地を焼いたクッキーをお約束のアイシングで仕上げてみました。

月に兎図

20130623ic_4

多分ね、こんなんじゃアイシングクッキーとはよべないと思うんですよ。

20130623gc_2


私としては↑真ん中の素焼きのクッキーに線でウサギをなぞっているヤツ程度で十分じゃん、と思ってしまう。

20130623jc

↑器量良しにできた子。これとサブレ・オ・シトロンの三日月と星の組み合わせくらいで許してくれないかなぁ・・・。

第一、侮るなかれ、アイシングクッキーって恐ろしく手間がかかる。単に可愛いだけの世界じゃなくて集中力も技術も時間もいる世界です。

そういう意味でも、敬服します。あれを極めた人はすごい。

と、同時に誰にでも出来るよ、というほど甘くない気がするんだけど・・・・・。

え~っと、普通のアタシタチは少しだけ可愛く仕上げられれば良いんじゃね?なんて言ったら叱られちゃうのかなぁ。私が二の足を踏むのは本体のサブレを作るより、仕上げの方に労力も時間もかかるというアンバランスさにあるように思います。

この程度の可愛さで十分だよ~、それよりそのお月様サブレが作りたい!という方がいらしたら8月のレッスンに来てね。

「線描きの時は息を止めて!」「座って線描きだぁ?10年早い!」とか、ビシバシ指導しちゃいそうな自分が怖い。


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コメント

かわぃぃぃぃぃ♪♪
・・・・なーんて私は言いながら食べるタイプじゃないので
作る人だけでなく、食べる方にも苦手な人がいるんじゃないかなーと思います。

やっぱりシンプルに、津軽海峡のロールケーキみたいなのが美味しそうです(笑)

あんまりデコってると、毒っぽく見えちゃうんですよねぇ。

その流れで、最近の「3Dキャラ弁」っていうのも苦手かも。
結局何を食べたんだろう?って気になりそうだし。

>hirorin

3Dキャラ弁????
何?それ?
と思って検索かけました。
初めて見ました。
もはやこれはお弁当ではないでしょうよ~。
すごいことになってるんですね、今。
やはりこういうものの流行というのはネットが発達したからでしょうね。

私も可愛いもの嫌いじゃないので一概に否定しないのですが
最近のアイシングクッキーで気になっているのは色使い。
食べ物に使う色は人工的なものはなるべく避けたいかなぁ。
天然色素由来だとしても、青とか水色とかは食べ物に使う色じゃないと思ってます。
白、ピンク、薄い黄色くらいで上品にまとめてあるのは
ちょっと良いかも。
でもね・・・作るの本当に大変だと思う。

おお、とうとう節を曲げて(?)始められるのですね。
私も可愛いものはそこそこ好きですが、
デコレーションケーキは別として
うまく言えないのですが作り込み過ぎない程よさがいいなと思うものです。
コンベルサシオンのクロスや
さっと振られた粉糖、ウィークエンドのグラスとか。
素敵ですよね。

どうぞせんせいの肩凝りがこれ以上ひどくなりませんように…。

>リー様

まぁ、何ごとも勉強なのでこういう世界もあるなぁと理解して、
その上で自分なりのものを教えればいいかな・・・と葛藤を経て思い至りました。

8月のたった一日のことだしね。
おまけにこんな程度のアイシングで人を呼べるかどうかも怪しいもんです。
閑古鳥が鳴いたら楽しく自分なりの変なアイシングクッキーを作ったろ、と思ってます。

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