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年の瀬に

母の病気がわかってから半年。当初、医師から告げられていた命の期限は過ぎたけれど、おかげさまで穏やかな日はまだあと少しは続きそうです。
年が越せるかな?無理かな?というところなのですが、何せ、母当人がおっとりのんびりと穏やかにしているので、こちらもアレコレ気に病んでも仕方ないので、病室ではのんびり編み物なんかしています。
私は極寒の代官山の事務所で越冬する為の膝掛けを編み、姉はせっせと覚えたての毛糸の帽子を編んでます。
母は毎日、私の編み物を見て「だいぶ長く編めたわね。」と言い、「何にするの?」と聞くので「代官山越冬膝掛け!」とその度に答えています。
母方の祖父もそうだったけれど、母はその先のことを驚くほど気に病まない。「みんなあっちにいるから」と笑うけれど、私達が行けば笑顔で迎え、帰る時には笑顔で手をふる。
若い看護師さんが枕元にくれば飛びきりの笑顔で「手が暖かいわぁ」という。
あちらの世界にワープするためには、質量をとことん減らして、持ち物も全て捨てていかないといけないので、母は本当に痩せて面変わりしてしまったけれど、ゆっくりゆっくり食事を摂るときのおっとりした手の運びの美しさと笑顔は無くさない。

自分の身内ながら、その人の品性というものは最後まで残るものなんだなぁ、とちょっと感動してたりします。
膝掛けは今日、明日には完成するので、その後は私も帽子を編むことにしています。

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