ドイツ菓子 ナッシュカッツェ
9月号の料理通信の特集「パティシエ100人」を見ていたら、うちの近所に割りと最近オープンしたドイツ菓子の店「ナッシュカッツェ」が載っていました。ありゃま、そんな有望な店だったの?という興味もあったのですがそれよりなにより、ここのパティシエが修行したのが西八王子の「ア・ポワン」だったことにびっくり。西八王子だから遠くてなかなか行けないのですが「ア・ポワン」は大好きなお店。ポワンの岡田シェフのパティシエとしての姿勢にも共感が持てますし、お菓子って幸せなものよねぇ、と再度認識できる良いお店です。そこで修行した人の店なら行ってみなくては・・・。
田園都市線江田駅から歩いて7分~8分くらい、ハーモス荏田のお隣のビルの1階にナッシュカッツェはあります。小さいお店ながらイートインが可能でしたので、まずそこで料理通信にも載っていた「エスターハーツィー」なるケーキを注文。シナモンの風味が効いた薄い生地の間にクリームを挟んで8層くらいに重ね、上をやはりシナモン風味のフォンダンで覆っています。けっこうしっかりした甘さです。いまどき珍しいかも。勧められるままに炭酸水でラズベリーのピュレを割った甘い飲み物を頼んでしまったので、ちょっと失敗。これはやはりコーヒーといただくものでした。ただ、丁寧な仕事ぶりはわかります。
で、あとは羊さんにも試食させるべく持ち帰りました。
左からリンツァートルテ・オレンジの風味のチョコレートのケーキ・定番シュークリームです。
まず定番のシュークリームです。皮は硬からず、かといってフワフワでもなくしっかりしています。中にはカスタード(多分生クリームも加えてある)がたっぷり!!これはア・ポワンのシュークリームを受け継いでいるのかなぁ。大人も子供も美味しくいただけるシュークリームですが、十分大人の味覚に応えられる、優しい味です。オーボンヴュータンのシューのような存在感はないけれど、近所にこのお店があったら、来客があった際にこのシュークリームは良いです!
名前忘れちゃったんですよね。このチョコレートケーキ。柔らかいスポンジに生クリームベースのチョコレートクリーム。オレンジの香り付けをしてあると思ったのですが、そんなにインパクトは無し。美味しいけど、やはりこれも今時にしてはしっかりした甘さです。(決して嫌な甘さではないし、甘ったるくもないです。)
そして最後にリンツァートルテ!少しレンジで温めると美味しいです、と言われたのでレンジで25度に温度設定して温めました。「旨い!」です。これは美味しい♪香料の香りとラズベリージャムの甘さがマッチして、これはこのくらい甘さが効いていて正解♪自分が作るリンツァートルテは割りと固めの生地で、生地と生地の間にラズベリージャムの層があるという仕上がりですが、ここのはソフトな生地の中にラズベリージャムが混じりこむといった感じです。あぁ旨い・・。
江田の駅前っていっても決して良い立地とも思えない場所で、でもなんだかお客さんが絶えず入ってきているようで、なかなかがんばっているお店です。窯を気にしながら販売をし、かつイートインのお客様にもコーヒーを入れてっていうのをパティシェともう一人の女性パティシエと二人でこなしていました。がんばれぇ。
ただ、ドイツ菓子って地味だから、なかなか受け入れてもらうには時間がかかるかもしれない。それでいわゆる苺のショートケーキや季節限定メロンのショートケーキもおいているわけだけど、それは商売としてはOKだしちっともかまわないのだけれど、ケースの前で迷っているお客さんにいきなり苺のショートケーキやメロンのショートケーキを勧めちゃダメでしょう。まず、自分の売りであるドイツ菓子を、解説しながら勧める、そしてお客さんにまずドイツ菓子を味わってもらう、ってことからはじめてほしい。どう考えたって、「リンツァートルテ」としか書いてないケーキがどんな美味しさかなんて、普通わからないって。
ア・ポワン仕込のクグロフも置いてあったし、焼き菓子もイロイロ。ケーキと一緒に頼むと飲み物が全て200円になるという特典もあるので、これからちょくちょく寄らせてもらいましょう。
そしてまずは今井シェフ、そのブルーと白の縞のズボンはやめよう。せっかく真っ赤な最新式のオーブンを入れたのなら、本人もビジュアル的にカッコ良く、全身ビシッと細身の白で決めようよぉ。そしてあと5kg痩せてくれぇ。
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